ラブブ熱冷めポップマート株4割下落-「中国のディズニー」期待に暗雲 (ブルームバーグ 12/18)

人気キャラクター「ラブブ」を手がける中国の玩具メーカー、泡泡瑪特国際集団(ポップマート・インターナショナル・グループ)
の株価が急落している。 ラブブの人気が急速に冷え込み、株価は最高値から約40%下落した。

米国でのブラックフライデー商戦が期待外れだったほか、中古市場での転売価格が下落。
1990年代に米国で起きた「ビーニーベイビーズ」ブームの崩壊を想起させるとの声も出ている。
ポップマートが中国で米ウォルト・ディズニーやハローキティを手がけるサンリオに匹敵する存在になるとの期待が揺らいでいる。
(中略)
SPDBインターナショナルのアナリスト、リチャード・リン氏は「市場は短期的な業績に非常に注目している。
年末に向けて非常に高い前年比成長率を維持できなければ、これほどベースが高いだけに、来年も成長を続けられるかどうかが
最大の疑問だ」と述べた。

投資家の懐疑的な見方が強まり、ポップマート株は香港市場で今年最も不振な銘柄の一つとなった。
22年の安値から3200%急騰したポップマート株の原動力となったラブブが、長期的に定着するキャラクターなのか、賞味期限が
既に切れつつある流行にすぎないのかという懸念が中核にある。

中国の中古市場価格が軟化したことも懸念に拍車をかけた。
12月上旬には年末商戦の不振が示され、株価は2日間で14%近く急落。 時価総額は8月のピークから約240億ドル減少した。(後略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/842dfecb3d764926210462af3f5f9e454fe8ece7

既存の世界的キャラクターコンテンツであるディズニー系や、日本のサンリオやポケモンやマリオやちいかわや一連のジャンプや
マガジンやサンデーや角川系メディアミックスコンテンツと比較すると、ラブブのそれは背景となるストーリーが圧倒的に足りないし、
それ故消費され飽きられるのも早かったと。

それにステマで膨らませた需要に供給が追い付かない内は、プレミアも付きこれを持っている事がステータスだったが、瞬く間に
粗悪な海賊版が市場に溢れ供給が上回ると、プレミア感など瞬く間に霧散し需要も右肩下がりに。