>>899
孫氏の時代と現代では全く違う点も多いのは前提として、今なお孫氏兵法が世界の軍隊で学ばれてるのはその普遍性にあると思う
ロシアが超限戦に踵を取った(あるいは独自に学んだ)ゲラシモフ・ドクトリンを採用してる以上、孫氏兵法の影響は間違いなくあると言える。強いて言うならゲラシモフドクトリンに長期戦の規定がないことが問題だろうか?

中国やグローバルサウスとの貿易で産業面の限界は見えにくくなってるが、人的資源や備蓄兵器などは戦争によりどんどん消耗していく
前述の孫氏兵法に次ぐ文が「則ち盡く兵を用ふるの利を知る能はざる也。善く兵を用ふる者は、役再び藉からず、糧三たび載せず、用を國に取り、糧に敵に因る。故に軍食足る也。」というのは交易で産業面が足りていても兵を養うのは国家自身であることをよく示しているのではなかろうか?