NT-505の解体レビュー
https://www.l7audiolab.net/f/teac-nt505%e7%94%b5%e8%b7%af%e4%bb%8b%e7%bb%8d/

要点翻訳

・設計が古い。100年前の真空管アンプレベル。フライングラインなどは顕著。信号経路も酷い。

・Webキャストモジュールは、安価な外注汎用品を使用している(そのせいでデータ出力インターフェースが左側ではなく不自然な右側にある)。USBモジュールも同様。
また、モジュール後部の2箇所の穴は、通常は銅製の支柱で固定するが、何もしていない。

・デジタル処理部とメインデコード部との接続に、FFCケーブルではなく通常の電線を使用している。しかも、その電線が長すぎる。

・よって、I2Sのような信号伝送に全く向いていない。

・スイッチング電源がデジタル処理部にシールドなしで直接配置されている。これは設計の基本原則を無視したものである。
とても成熟した工業製品には見えない。小さなワークショップの粗雑なパッチワークレベル。

・三端子レギュレーターがヒートシンクなしで使用されている。三端子レギュレーターの性能に十分な余裕があれば問題ないが、NT-505の場合は明らかにヒートシンクが必要である。

※ページ中ほどに、まともな設計の機器の分解写真が例示されている。