自作PC界隈とか、創作略語というか隠語が好きだよね。

AOpenを青筆とか、ギガバイトを戯画とか、ツートップを双頭とか、アマゾンを密林とか、いちいち言い換える。
漢字の方が入力しやすいから言い換えてるかと思うとそうでもなくて、玄人志向はわざわざクロシコと言い換える。
つまり、単なる実用性や利便性で略語を使ってるのではなくて、「隠語=特定の仲間内だけで通じる言い回し」を多用することで、
仲間意識を高めたり、その言葉を使ってる自分自身をその分野に通じた人間であると感じられる満足感を味わいたくて使ってるふしがある。

自作PC以外では、アマチュア無線の会話も仲間うちだけで通じる隠語を濫用する傾向があるし、同人誌やアニメ界隈もその傾向がある。

そして、オーディオ・アマチュア無線・自作PC・同人誌・アニメにはひとつの共通点があって、それは、
ある時代に秋葉原を代表する趣味の産業だった(である)ということ。

趣味にのめり込む事に関してある特定の精神的な傾向・指向を持った人が秋葉原に集うことで、その人たちをターゲットにした
別の産業がそこに集まり世代交代していったのが秋葉原の特徴。