https://www.phileweb.com/sp/news/d-av/202011/10/51501.html

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が11月12日に発売する新型ゲーム機「PlayStation 5(PS5)」。光学ドライブ搭載モデルはUltra HD Blu-rayの再生が行えるほか、各種映像ストリーミングサービスにも当初から対応するが、そのスペックには相当な制限があることがわかった。

本日、PlayStationの公式ブログに「徹底解説」と題したFAQが公開された。そこには、HDR10に対応していることや、対応音声フォーマットなどが紹介されていた。

だが、HDRについてはドルビービジョン、HDR10+などの名前がなく、対応音声フォーマットにはドルビーアトモスやDTS:Xの記載がない。

そこでSIEに問い合わせたところ、HDRについてはドルビービジョン、HDR10+、HLGの再生・出力に非対応であること、オーディオフォーマットについてもドルビーアトモス、DTS:Xなどの再生・出力にはいずれも非対応であることが明らかになった。

つまり、Ultra HD Blu-rayなどの光ディスクや、各種映像ストリーミングサービスの映像に記録されたドルビービジョンやHDR10+などのHDRデータを出力できず、またオーディオについても、メジャーなイマーシブサウンドフォーマットであるドルビーアトモスやDTS:Xの再生・出力が行えないことになる。

PS5は発売当初からApple TV、Netflix、Spotify、Twitch、YouTube、Amazon Prime Video、DMM.com、Hulu、U-NEXTに対応しているが、映像再生機器やメディアプレーヤーとしてPS5を使おうと考えていた方は、上記のフォーマットに非対応ということを知っておいた方がよいだろう。