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【初級中級】ホームシアターAudio 12【サラウンド】

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2023/05/21(日) 00:21:39.09ID:NydDP//30
5.1ch~7.2.4chなどのホームシアターオーディオ/サラウンドのスレです
AVアンプ/スピーカー/サブウーファーの購入、セッティング相談、感想などご自由に
入門用・初級(エントリークラス)、中級(ミドルクラス)製品が主な対象です

■相談テンプレート
【予  算】 円
【予定ch数】 ch
【使用用途】 (再生音源の割合を2chとマルチch合わせて100%から配分 ※使用時のch数ではない)
 ・(ステレオ音源) 映画/ドラマ %、TV %、音楽 %、ゲーム %
 ・(マルチch音源) 映画/ドラマ %、TV %、音楽 %、ゲーム %
 ・(Atmos/DTS:X音源) 使用する/使用しない
【部屋環境】約 畳、視聴距離 m、一戸建て/マンション/アパート
【接続器機】確定***、予定***
【現在のシステム】
【相談内容】

◆サウンドバーはこちらへ
サウンドバー/シアターバー/オールインワン総合58
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/av/1681884928/

◆ハイエンド製品やセパレートシステムならこちらへ
【一体】 AVアンプ総合4 【セパレート】
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/av/1635565127/

◇プロジェクターや部屋の構築については別途専用スレがありますのでそちらを使って下さい

◆前スレ
【初級中級】ホームシアターAudio 11【サラウンド】
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/av/1670503421/
2023/05/21(日) 00:33:28.16ID:NydDP//30
★各chの役割
マルチch音源は制作時に、環境音、効果音、BGM、台詞を360度及び半球状のどの位置から
音を出したいかを決めて音を配置します。再生時は5.1や7.1、7.1.4など複数のスピーカーから、
設定された音量バランスで同時出力され、その位置から音が聞こえるように定位します。
https://i.imgur.com/GrNKzM1.jpg https://www.youtube.com/watch?v=eiTHfouxx2U
https://i.imgur.com/dP8PBBg.gif https://i.imgur.com/PJAR3JE.gif https://i.imgur.com/hJToepX.gif

★フロントスピーカー [F]ch
2chステレオ音源の場合はフロントSPだけが使われるので、TV放送や音楽では最も重要。
★センタースピーカー [C]ch
センターchは5.1ch以上の音源で使われる。全chのうち最も使用され、台詞の殆どはこのchから出力される。
https://i.imgur.com/9jQBaH5.jpg

最も重要なchだが、設置とスピーカー選びは難しい。フロントとセンターは同じSPを使うのが理想、映画館や制作スタジオは
同じSPを3本使用しているが、家庭では同じSPを設置することが難しいため、フロントSPを横型に組み換えた
センターSPをシリーズとして揃えている。これを使えば低域レンジ以外は基本的にフロントと同じ音になる。

フロントと別シリーズのセンターを使う事も可能だが、前方音を左右異なるSPで聴く状態となり
違和感や不快感を生じやすい。また低価格シリーズのセンターSPはコストダウンのため品質を落としている物もあり、
このようなセンターを使うと主要な音が低品質となるため、全体の音質低下を招いてしまうので注意が必要。
★サブウーファー(SW)[LFE]ch
サブウーファー(重低音担当スピーカー)とウーファー(2Way・3Wayスピーカーの低域担当ユニット)は別物なので注意。
マルチch映画ではLFE chという主に20~120Hzの低域効果音専用に使われる。
SF/アクション/サスペンス/ホラー映画ではLFEが雰囲気・迫力作りに重要で、SWの有無で映画の印象は全然違う。

また各chにも20Hz~の低音が含まれているが、一般的なスピーカーでは40Hz以下の重低音は
十分に再生できないので代りにSWで再生させる。

SWの電源はAVアンプとは別だがAVアンプと連動させる事も可能。SWにオート・スタンバイ機能があれば
音の入力検知で自動ON/OFFする。またAVアンプとSWに12Vトリガー端子があれば
AVアンプと連動してON/OFFする。どちらもなければ連動タップ(電流感知式)で連動可能。
●連動タップ https://www.sanwa.co.jp/product/oatap/rendo.html
2023/05/21(日) 00:35:15.92ID:NydDP//30
★サラウンドスピーカー(サイドサラウンドやリアともいう)[Sur]ch
★サラウンドバックスピーカー(リアサラウンドともいう)[SB]ch
5.1ch作品の場合サラウンドchを使い、フロントとサラウンドchで前後を表現。
7.1ch作品の場合サラウンドchとサラウンドバックchを使い、フロントとサラウンドとサラウンドバックchで前後を表現。
5.1より7.1の方が音場がより精密でリアルに感じられる。

Sur/SBはフロントと同シリーズSPで揃えた方がシームレスで一体感のある音場になるが、同メーカーで1クラス下の
シリーズを使っても、AVアンプの音場補正機能を使えば違和感を感じない音で使う事は可能。

全く異なるSPを使う場合は、音色/音質が近いSPならあまり違和感は出ないが、極端に異なるSPだと
そのSPが鳴っている感が強く出て、わざとらしいサラウンド状態となり没入感は得られなくなる。

最近の映画はBGMをSur/SBでもフロント並みに出力する場面も多い。また効果音/環境音は
20Hz~で収録している。よって単独で音楽が聴ける音質、ある程度の低域が出るSPを推奨。

★トップスピーカー(トップフロント[TF]、トップミドル[TM]、トップリア[TR])
Dolby Atmos/DTS:Xで使われるSPで、天井に4本や2本設置する事により立体表現を行う。

Atmos/DTS:Xで作られた音源は音にXYZの位置情報を持っており、Zが+になっている音は、
耳の高さの7chと天井のトップSPに出力し上下表現をする。x.x.4なら上方の前後表現も可能。

★フロントハイト[FH]、リアハイト[RH]、フロントワイド[FW]スピーカー
7.1音源には収録されていないchで、旧規格(Dolby PLIIz/DTS Neo:X/シネマDSP)では他のchから
作り出した擬似的な音を出力し使用していたSP。現在のAtmos/DTS:X音源では、XYZに応じて
この位置でも出力可能。標準はx.x.2の場合はTM、x.x.4の場合TF/TRだがFH/RHで代用も可能。
2023/05/21(日) 00:37:01.65ID:NydDP//30
■チャンネル数による音場イメージ
◇5.1ch/7.1chの音像定位イメージ
https://www.youtube.com/watch?v=eL9-sIZRDHg&t=130s
https://www.youtube.com/watch?v=t9-QTrXuYxA&t=153s

◇スピーカー数による違い(結んだ線の位置に音が定位する)
https://i.imgur.com/4GxUnQ8.jpg https://i.imgur.com/OkekkaN.jpg
2023/05/21(日) 00:38:51.18ID:NydDP//30
■AVアンプ(AVレシーバー)
TV/BDプレイヤー/ゲーム機/PC/スマホとHDMI/光デジタル/ネットワークで接続、受信した各種フォーマットの音声をデコードして
スピーカーに出力する。同時にHDMIで受信した映像を、HDMI接続したTVやプロジェクターに出力する。

TV放送の音声はTVがARC対応ならARCで受信可能。ARC非対応なら別途光デジタルでの接続が必要。
配信のDolby Digital Plus/Dolby Atmosは、TVが対応していればARCで受信可能。
BDのDTS-HD MA/Dolby TrueHD/Dolby Atmos/DTS:X、ゲームのマルチch LPCMは、
HDMIでAVアンプに直接接続が必要。但しTVとAVアンプがeARC対応ならeARCでも可能。

■AVアンプの選び方
使用目的、使用するスピーカー、対応フォーマットとch数、入出力端子や自動音場補正で選ぶ。

★AVアンプのチャンネル数について
AVアンプはプリアンプとパワーアンプを一体にしたものです。
搭載プリアンプch数と搭載パワーアンプch数で使用可能なch数が異なります。

7.1.6/9.1.4=13.1chプリ+13chパワー、7.1.4=11.1chプリ+11chパワー
5.1.4/7.1.2=9.1chプリ+9chパワー、5.1.2=7.1chプリ+7chパワー

11.1chプリ+9chパワーの機種で7.1.4を使うには、別途2chのパワーアンプかプリメインアンプが必要です。
7.1chプリ+7chパワーの機種は、7.1chか5.1.2chの排他式になります。
2023/05/21(日) 00:40:42.91ID:NydDP//30
★AVアンプの自動音場補正について
マルチchでは複数のスピーカーから同時に音を出し左右前後上下に音を定位させますが、
各SPの設置距離や壁・天井との関係は異なるし、全chに同じSPを使うのは難しい。

この様な環境で再生するとそれぞれのSP音量、音の到達時間、音の反射状況、
周波数特性や位相がバラバラとなるため、音に違和感が出たり、滅茶苦茶な定位になったりで
制作者が想定した音や音場が得られない。だから自動音場補正機能を使い調整している。

各SPが同じ音量、同じタイミングで聞こえるように音量・距離(遅延時間・ディレイ)の補正。
各SPの低音再生能力を測定し、能力の劣る帯域はSWで再生させる設定とクロスオーバー周波数の設定。
各SPの周波数特性を揃えたり、部屋による影響で凸凹してしまう周波数特性を平にするEQ補正。

その他、部屋の反射音や残響による悪影響を補正、低音のズレを補正、各種自動補正値を
自分で微調整する機能などがあります。但し機種によって使える機能や補正精度は異なります。

特にSPを全ch同シリーズで揃えない場合や、SPを理想的な場所に置けない場合、
視聴位置から壁との距離が非対称、補正結果を自分好みに微調整したいという場合は、
搭載している自動音場補正の機能や精度をしっかり確認してAVアンプを選んで下さい。

◇[オンキヨー/パイオニア/デノン/マランツ] Dirac Live Room Correction、Dirac Live Bass Control
 https://www.aeoliand.com/dirac-live/
 https://www.youtube.com/watch?v=9uncLjP2L_I&list=PLRAjnIQmUuhYTN12-DqU8ewjFTz11ZfEl
 https://confluence.dirac.services/pages/viewpage.action?pageId=190326978
◇[パイオニア] MCACC Pro、Advanced MCACC、MCACC [オンキヨー] AccuEQ Advance、AccuEQ
 https://www.youtube.com/watch?v=pdM_jXfbd1Y
 http://jp.pioneer-audiovisual.com/components/avamp/sc-lx901/detail/quality.php#quality08
◇[ヤマハ] YPAO R.S.C、YPAO
 https://www.youtube.com/watch?v=9K1v5HJxhC0
 https://simplehomecinema.com/2014/10/09/yamaha-ypao-and-ypao-r-s-c-advanced-topic/
◇[デノン、マランツ] Audyssey MultEQ XT32、MultEQ XT、MultEQ
 https://www.denon.jp/ja-jp/shop/denonapac-avreceivers_ap/audysseyapp_ap
◇[ソニー] D.C.A.C.IX、D.C.A.C.EX、D.C.A.C.
2023/05/21(日) 00:42:34.36ID:NydDP//30
■サウンドバーについて
TVの音をもう少し良くしたい、スピーカーやAVアンプを置く場所がない、設置や配線が面倒
といった場合にはおすすめです。但し、サウンドバーは小さな筐体サイズに全てを収める製品なので
様々な制約があり、音質やサラウンド感はそれなりになってしまいます。

ステレオ/サラウンドどちらも複数のスピーカーで音を表現するが、スピーカーをどのように設置するかで
表現される音や空間は大きく違ってくる。サウンドバーは一体型のためフロントを左右30°に置けない、
サラウンドSPやトップSPを的確な位置に置けず正しい空間を表現できない。

サイズと価格を抑えるためやメーカーの戦略的に、音質、機能や拡張性、使用部品を妥協している。
スピーカーユニットサイズ、キャビネットサイズ/構造、入出力端子、部品グレード、処理ソフト、自動音場補正など、
通常のスピーカーやAVアンプと比較して同等な物を使用していない。

通常のスピーカーは同メーカーに音質によって上から下までクラス分けされた複数のシリーズがあり、
さらにシリーズ内には、低域再生能力が異なる複数サイズのスピーカーが用意されている。
また沢山のメーカーがあり、それぞれ音の特徴に違いがある。AVアンプも同様に各メーカー、
機能や音質によってクラス分けされているし、複数のメーカーがあり機能や音に特徴がある。

通常のスピーカーやAVアンプでは自分好みの音質、欲しい機能や拡張性、設置ch数、設置条件に応じて
ピンキリで最適な物を選択可能だが、サウンドバーの場合は全てが固定された製品から選ぶことになる。
また、個別のアップグレードや拡張が不可能なのでコスパが悪い。

以上の事を踏まえた上でどちらにするかをよく検討して下さい。
2023/05/21(日) 00:44:24.46ID:NydDP//30
◇スピーカーの仕組みや種類
 https://jp.pioneer-audiovisual.com/homeav/knowledge/detail_5_15.html
◇スピーカーの構造について
 https://www.phileweb.com/magazine/audio-course/archives/2007/06/28.html
◇スピーカーシステムの低音再生能力について
 https://web.archive.org/web/20181206045753/http://jbl.harman-japan.co.jp/about/tech.php?id=4
2023/05/21(日) 00:46:13.10ID:NydDP//30
■チャンネル数とスピーカーの選び方1
★スピーカーch数は自分が観るソフトの仕様によって考える
通常のTV番組(ステレオ放送)やステレオ音楽なら、センターやサラウンドは使わないので2.0/2.1chで十分です。
5.1chソフトしか観ないなら7.1/5.1.2chは不要です。

またセンター無しの4.1、SW無しの2.0/5.0、サラウンド無しの3.1、SB無しの5.1.4など
音源ch数よりSPが少ないシステムでも、AVアンプが自動的にダウンミックスするので
(センター/LFE/サラウンド→フロント、SB→サラウンドなど)問題なく全ての音は再生されます。

BDや配信の基本は5.1chです。今でも多くの作品は5.1ch収録です。
7.1ch音源やAtmos/DTS:X音源をあまり観ない場合、限られた予算なら先ずは5.1chに投資して、
少しでもSPとSWの音質を良くした5.1chの方が楽しめます。
しょぼいSPとSWで7.1chや5.1.2chにしても、音質が悪いと楽しさは半減します。

もしAtmos/DTS:Xを本格的に考えるなら、5.1.4や7.1.4などトップ4chを導入した方が楽しめます。
但しx.x.4ができるAVアンプは高額になるので、予算が限られているなら先ずは安い7.1chアンプにして
5.1chのSPとSWに予算を使いましょう。

★サラウンドバックによる7.1chとAtmosトップによる5.1.2ch
7.1chのAVアンプは7.1chか5.1.2chの排他式になります。両方使いたいなら9.1ch以上のAVアンプが必要。
7.1ch作品は[SB]が、Atmos/DTS:X作品は[SB]とオブジェクトで使う[TOP]が収録されています。

[TOP]はオブジェクトのZ値が0の場合や半径値が小さい場合使われないので出番は少なめです。
[SB]はZ値に関係なく使われます。もし5.1.2だと[SB]は[Sur]にダウンミックスされてしまいます。

[SB]があると音の位置・音の移動感が精細になり、自然で緻密な360度の空間が得られます。
[TOP]があると従来とは異なる上下の表現や音の広がりが得られます。

但しAtmos/DTS:X作品でも[TOP]を殆ど使わない作品もあります。
どちらが良いかは、どちらの表現を優先したいかで決めて下さい。
2023/05/21(日) 00:48:05.37ID:NydDP//30
■チャンネル数とスピーカーの選び方2
★5.1/5.1.2chを一度に買うか、最初は2.0chや2.1chにして後で買い足すか
スピーカー毎の音の違いが分からない場合は、まず2.0/2.1chで組む事をおすすめします。
AVアンプとサラウンドchで使う予定のSP、SWで使ってみて、SPの音質を確かめたり、
SPの配置やアンプの設定をいろいろ試したり、ある程度分かってきてから、
改めてフロントとセンターをどれにするか考えると失敗しにくいです。

SPの音はメーカーやクラスによって異なるので、自分の好みなのか?、満足出来るか?は、
実際に使ってみないと分かりません。音の好みも、満足レベルも人それぞれです。
買ってしばらくは満足してるが、数ヶ月経つといろいろ不満も出てきますから、
焦らずじっくり自分好みで満足出来るSPを揃えた方がいいと思います。

・購入したサラウンドch用SPの音に不満がなければ、フロント/センターに同じクラスのSPを選ぶ。
・キャラクターが好きじゃなければ、試聴やレビューなどを参考に別メーカーのSPを選ぶ。
・低音やスケール感がもっと欲しければ、ウーファー径の大きなSPを選ぶ。
・音質や解像度などに不満があるなら、上位クラスのSPを選ぶ。

また、センターが必要かどうかも、実際にセンターchからどんな音が出てるのかを体験出来るので
判断しやすいです。センターchを体験するには、AVアンプのSP端子でフロントLRどちらかのケーブルを外し
センターch端子に繋ぎ換え、アンプのスピーカー設定でセンターSP有りにする。
その状態で5.1ch作品を再生すれば、フロントの片方がセンターchとして音が出ます。

もしセンターは要らないと思えば、センターの無いマルチchシリーズじゃないSPをフロント用に買ってもOKです。
センターを使うなら、フロントは必ずセンターがあるマルチchシリーズを買って下さい。
2023/05/21(日) 00:50:00.43ID:NydDP//30
■チャンネル数とスピーカーの選び方3
★センターは必要か、どれを買えばいいか
5.1ch映画をよく観るならあった方がいいですが、殆ど観ないなら要らないです。
使う/使わない、どれにするかの要点はこの3つ、条件次第では使わない方が良い音場になります。

▼フロントと同じ音
フロントをもう1本増やすのが目的なので、フロントと同音質・同音色のスピーカーが必要。
よってフロントと同じシリーズで揃えるのが基本です。もし別シリーズのセンターを使いたい場合は
フロントより上位クラスのセンターを使って下さい。音質が劣る下のクラスのセンターを使うと確実に失敗します。

▼センターの位置が、フロントより低すぎ高すぎはNG
フロントのツイーターが耳の高さとして、視聴位置から見てセンターの中心が上下20°以内に
設置できない時は違和感が出るのでやめた方がいいです。違和感なく使うには
フロントのツイーターとセンターの中心が上下15°以内(できれば10°以内)を目標にして下さい。

▼低域の出ないものはなるべく避ける
フロントと同じ音が20Hz~で収録されているので、ウーファー径やキャビネットが大きく低域がしっかり出る
フロントに負けないスピーカーが理想です。シリーズに2サイズあるなら大きい方を選びましょう。
(日本では販売していないが、海外では大きなセンターを販売しているシリーズもあります。)
もし小さいセンターしかシリーズにない場合、同メーカーの上位クラスにある大きいセンターを選択するのもおすすめです。

小さなセンターを使うとフロントと比較して、極端に低域が出なくなるのでスケール感や迫力が落ちます。
例えば小さいセンターのC150を使うと、Gold 50をフロントにした場合と同じ低域になってしまいます。
■フロアスタンディング、★センター、●ブックシェルフ
Gold  300 ■16.5cm、W210×H1060×D330、30Hz~60kHz(-6dB)、27.2kg
Gold C350 ★16.5cm、H254×W581×D333、40Hz~60kHz(-6dB)、19.6kg、密閉
Gold  100 ●16.5cm、W210×H362×D303、42Hz~60kHz(-6dB)、9.9kg
Gold C150 ★14.0cm、H172×W461×D303、55Hz~60kHz(-6dB)、13.0kg、密閉
Gold _. 50 ●14.0cm、W170×W300×D263、55Hz~60kHz(-6dB)、7.5kg

設置スペース(高さ)がないので、別のシリーズからウーファー径の小さな(高さが低い)センターを組み合わせる
というのは絶対やめて下さい。その場合はセンター無しの4.1chにした方が良い結果になります。
2023/05/21(日) 00:51:53.21ID:NydDP//30
■チャンネル数とスピーカーの選び方4
★フロントとセンターchの低域
フロントch同様、センターchもあらゆる音をフル帯域で収録してあります
https://i.imgur.com/iaJuDMH.jpg https://i.imgur.com/41z0X1I.jpg
https://i.imgur.com/4tl0RXo.jpg https://i.imgur.com/uXGetoY.jpg
2023/05/21(日) 00:54:10.59ID:NydDP//30
■チャンネル数とスピーカーの選び方5
★センタースピーカーの設置方法
http://web.archive.org/web/20171226153417/http://www.stereosound.co.jp/review/article/2017/12/18/63387-3.html

・フロントと同じ位の高さが理想
http://bilder.hifi-forum.de/max/920009/img-20200404-110043_1005782.jpg
https://www.avsforum.com/forum/attachment.php?attachmentid=2477862&d=1541345631#.jpg
https://www.avsforum.com/attachments/20211023_123737479_ios-jpeg.3220807/#.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Dr54v4-UUAAmlqu.jpg:orig#.jpg
https://www.avsforum.com/forum/attachment.php?attachmentid=2546420&d=1553972168#.jpg
https://images3.static-bluray.com/htgallery/149823_full.jpg
https://uploads.tapatalk-cdn.com/20180714/f76458d859026485d0d14ec5fb262006.jpg

・ラックの上に置く(視聴位置の耳の高さへ向くように傾けると良い)
https://i.imgur.com/j4kl11Y.jpg
https://www.avsforum.com/attachments/3f790fc5-ca75-433b-9d75-eb5ad480fc95-jpeg.3327754/#.jpg
https://www.avforums.com/attachments/received_1568838656788234-jpeg.1620928/#.jpg
http://bilder.hifi-forum.de/max/830424/dsc06095_733949.jpg
https://www.avsforum.com/attachments/dcfe030a-a8d1-4fb1-aa6f-b2818c205b0c-jpeg.3067518/#.jpg
http://bilder.hifi-forum.de/max/91080/img-6342_1121489.jpg

・高さのあるラックや台を使ったり、TVを低くし上にセンターを置くのも可能
https://www.avforums.com/attachments/20191024_144236-jpg.1242325/#.jpg
https://i.imgur.com/tXMMgEHh.jpg
https://www.minhembio.com/bilder/hq/?pic_id=464610.jpg
http://bilder.hifi-forum.de/max/792111/epicon-6_1170538.jpg

※低いラックに入れたり、フロントのツイーターと高低差が大きくなる設置やめましょう
(音に高低差が出てしまい違和感が大きくなります)
https://www.avforums.com/attachments/20210407_053518255_ios-jpg.1490187/#.jpg
http://bilder.hifi-forum.de/max/119002/wohnzimmer_1138867.jpg
2023/05/21(日) 00:56:00.61ID:NydDP//30
■チャンネル数とスピーカーの選び方6
★ブックシェルフとフロアスタンディング(別名トールボーイ)
スピーカーが2Wayなら高域はトゥイーターユニット、中低域はウーファーユニットが担当
3Wayなら高域はトゥイーターユニット、中域はミッドレンジユニット(スコーカー)、低域はウーファーユニットが担当します。
https://jp.pioneer-audiovisual.com/homeav/knowledge/img/sp_way.jpg

スピーカーはウーファーサイズが大きくなるほど低い周波数まで再生できます。8<10<13<15<16.5<20cm
というサイズに比例して再生可能な低域周波数も低くなり、音のスケール感や迫力がアップします。

また、ウーファーサイズを大きくしないで、低い周波数まで再生することも可能です。
スピーカーの箱(キャビネット)を大きくする事で低域レンジと量感は増えます。

複数のウーファーユニットを同時に鳴らす事でも低い周波数まで再生する事が可能です。
1<2<3個と数に比例して再生可能な低域周波数も低くなり量感も増えます。
トールボーイはこれらの特性を利用してブックシェルフより低域が出るように作られています。

低音再生でメリットのあるトールボーイですが、デメリットもあります。
マルチchシリーズのスピーカーは、同シリーズのトールボーイもブックシェルフも低域以外は同じ音質です。
しかしトールボーイの価格は、同シリーズのブックシェルフと比べ1.5倍~3倍もします。

またブックシェルフに比べユニットやバスレフポートから出る低音が増えるので、低音の制御が難しくなり
安い製品ではキャビネット強度/構造の問題で、量は出るが低解像度な低音だったりします。

狭い部屋で使う場合や後ろ・横壁から距離(50cm程度)が取れない場合は
一部の低音が強調されたり、反射音の影響でボワボワしたり、
余計な低音が中高域の音にも悪影響を及ぼしクリアな音を得るのが難しくなったりします。

さらにユニットが上下に分散しているので、近距離で使用すると音の纏まり感が弱くなります。

どうしても低域の再生周波数を伸ばしたいならメリットはありますが、同じ予算でさらに上位クラスの
ブックシェルフを買うこともできます。同額で上位クラスのブックシェルフを買った方が音質は確実に良いです。
2023/05/21(日) 00:57:57.92ID:NydDP//30
■チャンネル数とスピーカーの選び方7
★トールボーイ単体と+SW、ブックシェルフ+SW、SWの設定とクロスオーバー周波数について
https://i.imgur.com/2mSTOVe.jpg
https://static.bhphotovideo.com/explora/sites/default/files/mainlivesound2.png

★トールボーイとブックシェルフどちらがいいか
トールボーイは広い部屋じゃないと低音がだぶつきやすいので、
低域の出るブックシェルフ(ウーファー径15cm以上)とSWで使った方が、個別に音量調整が可能で
壁との距離調整も容易なため比較的簡単にクリアな音が得られます。

一般的なトールボーイでは、映画のLFEを正確に再生するには低い周波数が出ないため
普通はSWを使います。SWを使わない音楽用2chシステムなら話は別ですが、広い部屋や大音量再生
する場合を除き、ブックシェルフとSWで組んだ方が設置性に優れ予算的にもメリットがあります。
またトールボーイ単体よりブックシェルフ+SWの方が低い周波数までしっかり出ます。

12畳以下の部屋ならトールボーイよりブックシェルフ+SWをおすすめします。
20畳以上で視聴距離が3m以上だと、低音が拡散して視聴位置では弱くなってしまうので
この場合はトールボーイをおすすめします。

フロントに使うブックシェルフのウーファー径は14cm以下でも問題は無いですがスケール感や迫力が落ちます。
またクロスオーバー周波数が高くなるため低域の定位がSWに左右されたり、声などもSWから
出力されたりします。なので80Hz以下までフラット(±3dB)再生できるスピーカーがおすすめです。

国内メーカーの低価格マルチchシリーズはフロントをトールボーイ、サラウンドをブックシェルフで設計してあります。
これらのブックシェルフは、壁掛け出来るように密閉化や軽量化、小型化してあり
さらに小口径ウーファーなので低音が出ません。よってフロントにはおすすめしません。
海外メーカーのマルチchシリーズなら低域の出るブックシェルフがあるので、そちらをおすすめします。
2023/05/21(日) 00:59:51.43ID:NydDP//30
■チャンネル数とスピーカーの選び方8
★フロアスタンディングとブックシェルフを部屋のサイズで考える
(1500ft3以下、1500~3000ft3、3000ft3以上)

What Size Speakers Do I Need for My Room?
https://avgadgets.com/what-size-speakers-room/

Bookshelf vs Tower Speakers: Which Should I Get?
https://www.audioholics.com/frequent-questions/bookshelf-vs-tower-speakers
2023/05/21(日) 01:01:48.08ID:NydDP//30
■スピーカー・SWの再生周波数について(大雑把な説明)
スピーカーから出力される音は、低い周波数及び高い周波数になるほど小さな音量でしか再生できません。
高域周波数は人の耳で聞こえる範囲は、どのスピーカーもおおよそ問題無い音量で再生できますが、
低域周波数はスピーカーによって再生できる範囲がかなり異なります。

参考図
https://i.imgur.com/x6kjD0B.jpg
低域周波数テストトーン(ヘッドホンなら20Hz台まで聴けます)
https://www.audiocheck.net/testtones_subwooferharmonicdistortion.php

例えばB&W 685 S2(16.5cm)の仕様は、52Hz~22kHz(±3dB)、45Hz~50kHz(-6dB)ですが、
これは52Hz~22kHzの周波数範囲は±3dBの音量(音圧)差で再生でき
低域は45Hzで-6dB音量が下がる、高域は50kHzで-6dB音量が下がるという意味です。
https://www.soundandvision.com/%63ontent/bowers-wilkins-683-s2-speaker-system-test-bench

1dB(デシベル)ってどのくらいの音量差があるの!?
https://yugo-music.jp/article-1630.html
6dBの音量差
https://www.audiocheck.net/blindtests_level.php?lvl=6

しかしメーカーのスペック表に記載している再生周波数は、この(-XdB)を統一していません。
さらに(-XdB)を記載していない場合もあるので注意が必要です。
その場合その周波数の音が-3/-6/-10/-20dBなどどの音量で再生可能なのか分かりません。

Fostex GX100MA(10cm)の仕様、55Hz~45kHz(-10dB)
https://i.imgur.com/RTPJEuV.jpg
これは60Hz~(-6dB)、45Hz~(-20dB)という感じで記載することもできます。

YAMAHA NS-B330(13cm)の仕様、55Hz~45kHz(-10dB)、~100kHz(-30dB)
Pioneer S-HM82-LR(12cm)の仕様、55Hz~40kHz(JEITA)、45Hz~40kHz(-20dB)
ONKYO D-77NE(30cm)の仕様、30Hz~50kHz(dB表記なし)
https://www.jp.onkyo.com/audiovisual/purespeaker/d77ne/img/tech08.jpg
2023/05/21(日) 01:03:46.75ID:NydDP//30
■スピーカーのセッティングについて
5.1/7.1ch/Atmosには基本となるスピーカーのセッティングがあります。使用していて満足感が少ないなら
スピーカーセッティングを見直すといいかもしれません。また、自動音場補正後そのままの状態で使うのではなく
自分の耳で聴きながら設定値を微調整する事も重要です。

●フロントスピーカーは、自分から見て逆正三角形配置が基本で、スピーカーの正面を自分に向ける。
●スピーカーの高さは、ツイーター若しくはツイーターとウーファーの中間が耳の高さになるように調整する。
●センタースピーカーを下方・上方に置いているなら、仰ぎ角度を付けて自分に向ける。
●サラウンドスピーカーの角度や高さを調整し、スピーカーの正面を左右・上下共自分に向ける。

◇スピーカー配置ガイド
https://www.dolby.com/ja/about/support/guide/setup-guides/
https://imgcp.aacdn.jp/img-a/auto/auto/aa/gm/article/5/1/2/0/0/itu-r_bs_775-1.gif
https://i.imgur.com/ry4VR68.jpeg https://i.imgur.com/vvv5qVd.jpg
https://www.youtube.com/watch?v=orkz0nplRoM
https://www.howtogeek.com/137896/how-to-place-your-speakers-to-maximize-your-home-theater-experience/
https://www.audioholics.com/home-theater-connection/how-to-set-up-5.1-speaker-home-theater-system/CenterSpeakerAimatEars.png

◇スピーカーセッティング参考
https://www.phileweb.com/magazine/audio-course/archives/2007/09/06.html
https://www.ippinkan.co.jp/setting/begin_speaker_setting.html
2023/05/21(日) 01:05:39.72ID:NydDP//30
■サブウーファーの選び方1
★SWは必要かどれを使えばいいか
映画ならSWはあった方がいいです。フロントがブックシェフなら必ず必要です。
フロントがトールボーイでも映画のLFEで使う重低音は再生できないのでSWが必要です。

映画や音楽での低音 https://i.imgur.com/EqF1m5P.jpg
映画のLFE https://i.imgur.com/LgOM8zP.png https://i.imgur.com/OW70rbw.png
映画の低音1 https://i.imgur.com/iaJuDMH.jpg https://i.imgur.com/41z0X1I.jpg
https://i.imgur.com/3UBmBFr.jpg https://i.imgur.com/C2Ms7K8.jpg https://i.imgur.com/ZayGNcp.jpg
映画の低音2 https://i.imgur.com/4tl0RXo.jpg https://i.imgur.com/uXGetoY.jpg
https://i.imgur.com/oPiswC0.jpg https://i.imgur.com/4ZmfHpK.jpg https://i.imgur.com/s3XIE8P.jpg

映画ならウーファー径25cm以上推奨、密閉型で大迫力を求めるなら30cm以上か25cm×2以上を推奨します。
なお密閉の20cm以下は音楽用なので映画には不向きです。また映画と音楽を両立させるなら、
反応が速くキレの良いSWを選んで下さい。密閉かパッシブラジエーターがおすすめです。

音の一体感や音楽の音質を求めるならフロントと同等クラスのSWを使って下さい。
フロントに使用しているトールボーイ(中サイス)1本分かブックシェルフ(大サイズ)ペア分の価格+αが目安です。
https://i.imgur.com/EkXMLAU.jpg

フロントやセンターに10cm以下など低域の出ない小型スピーカーを使う場合、SWが負担する音域が広くなるので
品質の高いSWを使って下さい。安いバスレフSWを使うと高めの低音がモゴモゴして聞き取れない音になります。

なお低音は隣接や階下の部屋に響きやすいのでアパートでは注意が必要です。SWの音量を絞って使うなら
問題無いと思いますが、バスレフ型はポートの音が拡散しやすいので避けた方が無難かもしれません。

◇SW選びの参考サイト
http://homecinema.seesaa.net/article/181457541.html
http://emotion-jp.com/sub-woofer/index.html
https://jp.yamaha.com/sp/myujin/5181.html
2023/05/21(日) 01:07:38.42ID:NydDP//30
■サブウーファーの選び方2
◇バスレフと密閉、ウーファー径による比較
https://www.av-online.hu/hangfal/egymas-ellen---masodik-menet_3042
https://www.lowbeats.de/test-subwoofer-kef-kube-8b-kube-10b-und-kube-12b/

◇ドライバー、ポートやパッシブラジエーター位置に注意
https://i.imgur.com/d8d8wjW.jpg https://i.imgur.com/ZrIze43.jpg https://i.imgur.com/BSmcHdA.jpg
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