16歳首切られ死亡、無職母は飛び降り死亡 大阪
2016年10月24日21時58分

 24日午後3時40分ごろ、大阪市西淀川区歌島2丁目のマンションで血を流して
倒れている男性が見つかり、その場で死亡が確認された。大阪府警によると、
このマンションに住む私立の通信制高校生の日高力哉(りきや)さん(16)で、
首を切られていた。同日午後7時ごろ、同区内の市営住宅から力哉さんの母の無職
由香さん(55)が飛び降り、死亡した。府警は由香さんが事件に関わったとみている。

 西淀川署によると、力哉さんはマンション4階の廊下で仰向けに倒れていた。
午後2時ごろ、防犯カメラにマンションから出る中年女性の姿が映り、
手に血がついているように見えたため、行方を追っていた。

 路上の血痕などを警察犬を使ってたどったところ、午後6時40分ごろ、
捜査員らがマンションから西に約300メートル離れた同区歌島3丁目の市営住宅7階で
うずくまっている女性を発見。捜査員らはいったんその場を離れ、15分後、同じ場所で
廊下から飛び降りようとしていた女性に「名前は?」と尋ねると、いきなり飛び降りたという。
その後、女性は搬送先の病院で死亡が確認され、由香さんと判明。服装は防犯カメラの
映像とほぼ同じという。

 2人は力哉さんが倒れていたマンションの4階に同居していたという。府警は由香さんが
何らかの理由で力哉さんを殺害した可能性があるとみて、慎重に調べている。力哉さんが
倒れていた現場は、JR東海道線塚本駅から西に約500メートルの府道沿いのマンション。

http://www.asahi.com/articles/ASJBS5V2HJBSPTIL023.html