さらに将棋のタブー中のタブーに、「八百長」がある。
将棋は他のスポーツなどと違い、一つの団体で、感想戦、研究対局など、相手との距離感が近く、
また気軽に連絡先なども交換し合っているため、八百長のハードルが低い。
タイトル保持記録などを調べたときに、ある特定の棋士がなぜかある棋戦にだけ強い傾向があるのは、これが原因ではないかと噂されている。

八百長と言えば大相撲の某国民的大横綱が有名だが、大相撲の場合は、実力がありガチンコでも勝てるが、より安全に力を使わす勝てる手段として「八百長」が持ちかけれれていた。
そのため対戦相手は「どうせ負けるんだからせめてお金がもらえた方が良い」と判断して受けるわけだが、力が衰えて来ると、相手は受けなくなることが多い。

これは将棋も同様で、八百長を受けてくれるのは棋力が高いときまでで、力が衰えてくると相手は申し出を受けなくなる。

……つまり、ある年から急に勝率が悪くなる棋士の中には、