>>235
>長期予後が得られる症例があるものの、高い周術期死亡率が問題点として挙げられる。

やはり、手術リスクは高いってことだな。

腹腔内温熱化学療法(HIPEC)に有用性は無いが、逆に

>本邦の大腸癌治療ガイドラインにも「同時性限局性播種(P1、P2)は原発巣とともに切除することが望ましい。」と記載されており
>腹膜播種を伴う切除不能進行・再発大腸癌に対する手術の意義は、むしろ本試験により確認されたといえる。

とあるから腹膜播種切除自体は有意だと認められたと書いてある。
しかし生存期間延長のみの話で後遺症については考慮されてない点をよく考えるように。
下痢や腸閉塞で地獄の苦しみの中、生存期間延長することに人生としての意義があるのかということだね。

結論としは、オペしたければ、遠隔転移を伴わない腹膜転移症例に対しては積極的な減量手術(CRS)のみだけでよくて、習慣的に行われてきたHIPECはしない方がいいということだな。
それでも後遺症や周術期死亡に関してのリスクはあると。