虚言癖(きょげんへき)とは、

どうしても嘘をついてしまう人間の性質を
あらわす専門用語で、1891年にドイツの
心理学者アントン・デルブリュック(Anton Delbrück)
によって提唱された

症状

病的な症状に関しては、虚偽性障害、
統合失調症、演技性パーソナリティ障害、
妄想性パーソナリティ障害、
反社会性パーソナリティ障害などの症状が
関係する場合もある

傾向

「虚栄心や自惚れから、自分を実際よりも
大きく見せようと、ホラを吹く」とされる

ただ、実態としては自身の言質よりも
劣っているケースも多く、劣等感
(→劣等コンプレックス)の変形と見なされている

病的になってくると、自分でも、嘘か本当かよ
くわからなくなってしまう傾向があり
中には空想の自分像との同一視や、
現実認識に支障が出る傾向もあるなど、
当人にとっても有害無益である傾向が出ることも
あるとされる