九段理江「しをかくうま」読んだ
馬と人間をめぐる歴史を土台に言葉の本質を見出そうという小説なのだろう…たぶん
デビュー作は音楽を求める話だったからその流れに戻ったのか
高橋源一郎と村上春樹を足したような感じだった。途中、これ馬を羊にしたらもろ村上春樹だよな、と思える場面もあった。
何回か読んだら深いところまで分かって面白くなるんだろうな
小谷野敦がTwitterで "ひるがえって九段理江の小説を見るに新人小説月評担当者が気の毒になる。芥候補になりませんように" と言ってるが意味がわからんかった。わかる人いたら教えてほしい