砂漠や砂海が舞台となったものをいくつかスコップしてきた

・俺の陸戦艇物語〜武器ヲタおっさんの冒険譚〜 64万字
砂海を舞台に陸戦艇に乗った主人公が魔物やゴブリン・オーク相手にドンパチやる物語
銃器・魔法(雷撃や魔物召喚、砲弾に魔法付与など)ありの世界観だがメインは砲撃戦
タイトルに武器ヲタとあるが武器関連の薀蓄はなく、トリガーハッピーって感じ

途中から仲間になるゴブリンが見せ場を作ったり、
ゴブリンキングがユーモア溢れるキャラに仕上がってる点は好き
反面最初期の仲間は途中から消えて、バトルの連続で緩急がないのは残念
あと物語後半の後書きにある二次SSの様なものが正直きつい、読み飛ばし推奨

そういった点を含めると90〜100話くらいまでは楽しめると思う

・TRIGGER’z[トリガー'ズ] −砂塵に散るは神々の懺悔− 11万字
機械の馬に跨った女の賞金稼ぎが主人公で、機構獣(機械で出来た獣)の討伐が生業
ある事件の調査協力をすると機構獣を生み出す機構獣がいることが判明して
更にその背後にいる存在(=己の過去)とも決着をつけるストーリー
※砂漠も出てくるが荒野(西部劇)がメイン舞台と言ったほうが良いかも

主人公のカラっとした性格や調査協力を依頼する男の筋の通った性格が良い
中ボス戦で名のないモブハンター達が仕事の誇りを賭けて戦う点が好き
冒頭数話の文章や場面転換が分かりづらいのは難点

個人的にはラスボスより中ボス戦のほうが盛り上がったが、短くスッキリまとめてると思う