インタビュー 2009/07/26
批評家 荻上チキさん(3)
http://www.sogotosho.daimokuroku.com/?index=intshin&;date=20090726
学生時代に最も影響を受けたのは、やはり石原千秋。授業もすごく厳しくて鍛えられました。
高校時代はライトな作風で社会問題を語る漫画家の本や、星新一や筒井康隆といったSF作家の本、
あとはスタンダードな文学作品を好んで読んでました。そこから人文社会系に入っていった。
具体的には、下火になりつつある『批評空間』に象徴されるようなポストモダン系やニューアカ系言説と、
山形浩生さんが紹介するような、近代的ディシプリンとの両極の間で色々と本を読んでいた感じ。
あとは、文学理論書やメディア論に関わるような本でしょうか。
今はフーコー、福沢諭吉、松下幸之助、クルーグマンなどをまとめて読んでます。

2009年12月21日
【芹沢一也氏・荻上チキ氏インタビュー】“アカデミック・ジャーナリズム”で現在に切り込む「シノドス」
http://www.sbbit.jp/article/cont1/20772
荻上氏■一言で述べるのは難しいんですが、「コアコンピタンス(他社が真似できない力)は“アカデミック・ジャーナリズム”」
と説明する機会が多いです。たとえばポール・クルーグマンやキャス・サンスティーンのような、一流の学者が平易な文章で、
読者に対してアカウンタビリティ(説明責任)を果たすような機会がますます増えることを望んでいるわけです。

 しかし日本の現状では「専門知」と「世間知」の乖離が著しく、「評論」がその架け橋になかなかならない。
そうした現状に苛立ちを表明していた山形浩生さんのような方が、海外の知性に文脈を与えて紹介しなおすという仕事を懸命になされてきた。
たとえばそうした、専門知を出来る限りわかりやすく社会に広げる、
そのための活動を支援するメディアを作ることが、現在のシノドスの活動になります。

2012.02.23 Thu
山形浩生は何を語ってきたか
山形浩生×荻上チキ
http://synodos.jp/info/1776

TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」
2015年01月08日(木) 「話題の経済書・ピケティ『21世紀の資本』入門編!」(レクチャーモード)
『21世紀の資本』日本語版の訳者 評論家・翻訳家の 山形浩生 さん