那須文学10号(1971年)「集録 高野悦子さんを囲んで」 73頁
ワンゲル部で一緒だった大学生の証言

『・・合宿に行きたいメンバーは募集期間に名前を書いて申し込むことになっている。
43年最後の旧人合宿が計画されパーティーが10近くできたが、俺はその時どこへ行くか決めていなかった。
友の一人がためらっている自分をみて俺の名前を書いてしまった。
俺としては自分が行くつもりだったから何とも思わずにいたら丁度そばにいた彼女が「ナゼ書カヘンノ!自分デ書キ!」
短い言葉だった。何のために生きるのか何のためにワンゲルをやっているのか?
俺は答えることなく答える努力をせずにこの告発に対し忘却という名で捨て去ってしまってよいのであろうか。・・』