でも、授業料の支払いを拒否するぐらいの人だから、自分の趣味の起源についても
詳しく調べかねないと思うよ。

今ではほとんど忘れられているけど、当時は、読書や趣味にも、「イデオロギーの壁」
みたいなものがあって、例えば、左寄りの人には、神社や神話、軍事に関する本は
読み難い雰囲気、心理的な抵抗があった。
 右寄りの人には、白い帯の岩波文庫(社会科学の本が多かった)、岩波新書が
手に取りにくかった。
 今の若い人は、それほど厳しくないのが羨ましい。