奉行所の保管庫から器具を盗んだのは、史享だよな。
奉行所関係の(怪しい)キャラは史享だけだ。

史享が盗む動機は何だろう?
自分で使用するはずはないし、金に換えたくても購入客は簡単には見つからない。
どこかに(読者が知らない)黒幕がいて、その黒幕が史享へ、
「あの器具には特別な刻印がある」「器具を調べられたら俺に捜査の手が及ぶ」「だから無くしてしまえ」
と指示したのかも。

その場合、今までに書かれなかったキャラが最後に犯人として登場する訳だが、
でもそれは推理小説として禁じ手だと思う。