UFO、心霊、超能力、陰謀論、UMA、予言、超古代文明など、オカルトジャンルを
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【UFO/心霊】オカルトジャンルで【UMA/予言】
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1名無し物書き@推敲中?
2019/09/24(火) 14:23:12.542019/09/24(火) 15:21:16.92
主人公は米軍のパイロット(イケボ)。市街地上空を飛行中、突然至近距離に現れた大きい
UFOに対してとっさに回避行動をとり、理由を報告したら精神疾患扱いで地上勤務に
されちゃった設定。
バーで知り合ったその優男は、俺の話を黙って聞いていた。
「・・・本当に至近距離だった・・・ああしなければ間違いなく街にも被害が出てたから
判断に後悔はしてない・・・パイロットとして死んだけどな」
イジメにも厳しい訓練にも耐え研鑽努力し続けた結末がこんな不条理とは、誰が想像できただろう?
いつしかやり場のない気持ちにいきり立ち荒むことすら疲れた男は、カウンターで飲みかけのビール片手に力なく笑った。
・・・いくら相手が聞き上手だからってこれは引くだろう。酔った覚えはないが、気付けばさっき知り合った
ばかりの相手に、話すつもりの無かったことまでこぼしている。まるで口が勝手に動いているみたいだ。キチ〇イ扱いがオチ
だというのに、何やってんだ俺は。「はは。酔っ払いの冗談だ。忘れてくれ」
「・・・知ってるよ。君はイカレてない。・・・本当に飛んでたんだ」そいつは神妙なしたり顔で重々しくうなづいた。
悪い奴じゃないみたいだが、ちょっと変わっていた。
「マスター、ブラッディ・マリーのウォッカ抜きお代わり。・・・意外と美味いなこれ」
トマトジュースじゃねえか。
「いい話聞かせてもらったから、俺もとっておきの話してやるよ」
ジョンと名乗ったそいつは、奇妙な表情で俺を見つめた。
UFOに対してとっさに回避行動をとり、理由を報告したら精神疾患扱いで地上勤務に
されちゃった設定。
バーで知り合ったその優男は、俺の話を黙って聞いていた。
「・・・本当に至近距離だった・・・ああしなければ間違いなく街にも被害が出てたから
判断に後悔はしてない・・・パイロットとして死んだけどな」
イジメにも厳しい訓練にも耐え研鑽努力し続けた結末がこんな不条理とは、誰が想像できただろう?
いつしかやり場のない気持ちにいきり立ち荒むことすら疲れた男は、カウンターで飲みかけのビール片手に力なく笑った。
・・・いくら相手が聞き上手だからってこれは引くだろう。酔った覚えはないが、気付けばさっき知り合った
ばかりの相手に、話すつもりの無かったことまでこぼしている。まるで口が勝手に動いているみたいだ。キチ〇イ扱いがオチ
だというのに、何やってんだ俺は。「はは。酔っ払いの冗談だ。忘れてくれ」
「・・・知ってるよ。君はイカレてない。・・・本当に飛んでたんだ」そいつは神妙なしたり顔で重々しくうなづいた。
悪い奴じゃないみたいだが、ちょっと変わっていた。
「マスター、ブラッディ・マリーのウォッカ抜きお代わり。・・・意外と美味いなこれ」
トマトジュースじゃねえか。
「いい話聞かせてもらったから、俺もとっておきの話してやるよ」
ジョンと名乗ったそいつは、奇妙な表情で俺を見つめた。
2019/09/24(火) 15:25:46.21
「信じないかもしれないけど、あの時さ・・・俺もあそこにいたんだ。
あんなギリギリで回避したのは見事だったよ。立て直し方もスマートだった」
グラスをUFOに見立て、ペンのキャップで俺の飛び方を表わした軌跡は正確だった。
・・・今なんて言った? よりによって、偶然入ったバーで俺は目撃者と会ってるのか!?
全身が総毛立ち手が震える。
だがあの日は雲が多くて地上から空はほとんど見えてなかったはずだ。もっと晴れていれば
多くの目撃者がいたはずで、何度悔しがったことか・・・
「うそだろ・・・アレが見えてたのか!?」
「ふふ・・・『見えてたのか』はこっちのセリフだよ。驚いたなあ・・・ここにも見える奴がいるとは思わなかった」
ちょっと何言ってるか分からない。
「アレは、君らとは少しズレた周波数の空間だから決してぶつからないし、君らには探知も撃墜も出来ない。
見える奴もいない・・・と思ってバリア切ってたせいで、君に回避なんて余計な事させたのは俺のミスさ・・・優秀なのに、
ほんと悪いことしちゃったなぁ。・・・ごめんよ」
・・・こいつ精神疾患か?
「マスター勘定頼む。彼の飲んでる変な黄色い・・・何だっけ?・・・とにかくそれは俺のおごりだ」
そいつは紙ナプキンに素早く何かを描いた。俺の見たアレそっくりのものを。ドヤ顔で「ジョン画伯」とかサインしてる。
「世界は、あんたらが想像するよりもはるかに広大でね。この星のしょうもない固定観念なんて
生きる世界や可能性をちっぽけでつまらなくするだけさ」
「会えてよかったよ。うそじゃないぜ。またな☆」
茶目っ気たっぷりに言うと、そいつは描いたモノを俺に渡し、あっけにとられる俺を残して店から颯爽と消えた。
あんなギリギリで回避したのは見事だったよ。立て直し方もスマートだった」
グラスをUFOに見立て、ペンのキャップで俺の飛び方を表わした軌跡は正確だった。
・・・今なんて言った? よりによって、偶然入ったバーで俺は目撃者と会ってるのか!?
全身が総毛立ち手が震える。
だがあの日は雲が多くて地上から空はほとんど見えてなかったはずだ。もっと晴れていれば
多くの目撃者がいたはずで、何度悔しがったことか・・・
「うそだろ・・・アレが見えてたのか!?」
「ふふ・・・『見えてたのか』はこっちのセリフだよ。驚いたなあ・・・ここにも見える奴がいるとは思わなかった」
ちょっと何言ってるか分からない。
「アレは、君らとは少しズレた周波数の空間だから決してぶつからないし、君らには探知も撃墜も出来ない。
見える奴もいない・・・と思ってバリア切ってたせいで、君に回避なんて余計な事させたのは俺のミスさ・・・優秀なのに、
ほんと悪いことしちゃったなぁ。・・・ごめんよ」
・・・こいつ精神疾患か?
「マスター勘定頼む。彼の飲んでる変な黄色い・・・何だっけ?・・・とにかくそれは俺のおごりだ」
そいつは紙ナプキンに素早く何かを描いた。俺の見たアレそっくりのものを。ドヤ顔で「ジョン画伯」とかサインしてる。
「世界は、あんたらが想像するよりもはるかに広大でね。この星のしょうもない固定観念なんて
生きる世界や可能性をちっぽけでつまらなくするだけさ」
「会えてよかったよ。うそじゃないぜ。またな☆」
茶目っ気たっぷりに言うと、そいつは描いたモノを俺に渡し、あっけにとられる俺を残して店から颯爽と消えた。
2019/09/24(火) 15:28:42.53
※>>3は(3-2)の間違い。
一月後、俺は相変わらず憂鬱で退屈で孤独な地上勤務をしていた。
同僚達には陰で「翼の折れたキチ〇イ」とか呼ばれているらしい。
あの絵も、職場も、何故か捨てられずにいる。未だに折り合いも説明もつかないモヤモヤと共に。
「あー・・・それ終わったらちょっと来てくれ」腫れ物に触るような態度の上司。
とうとうその日が来たか。驚きはしない。
「・・・実は、君に新しい辞令が来ている」何とも言えない顔をした上司が、クソまずい
コーヒーを飲みながら一枚の紙を寄越した。
グルーム・レイク空軍基地・・・新型ステルス機開発のテストパイロット・・・まず目に入った
のはそんな単語だった。
「お前・・・上層部に知り合いでもいるのか?」「まさか」「だよな」上司の苦い顔は、コーヒーのせいじゃない。
「・・・人違いでは?」
「いや、間違いなくお前なんだ。関係者がぜひお前をとな・・・お前が地上勤務になった経緯も知ってたぞ」
幻覚と妄想で地上勤務になった奴ををテストパイロットに?
「とりあえず行け。・・・一応また飛べるみたいだぞ(一回きりかもしれんが)」
信じがたいし裏がありそうで気持ち悪いが、それでもはやる気持ちと喜びは抑え切れなかった。
その日の夜、俺は眠れずに再度辞令書をまじまじと見つめ直した。
この時になってやっと、何もなかったはずの裏面が奇妙に光っているのに気付いた。
「見る目があって優秀に飛べる君を推薦したよ ジョン画伯より」
光って浮かび上がる文字には、確かにそう書いてあった。俺は朝まで気絶した。
・・・こうして、俺のあだ名は「翼の折れたキチ〇イ」から「天翔けるキチ〇イ」になった。
おわり
一月後、俺は相変わらず憂鬱で退屈で孤独な地上勤務をしていた。
同僚達には陰で「翼の折れたキチ〇イ」とか呼ばれているらしい。
あの絵も、職場も、何故か捨てられずにいる。未だに折り合いも説明もつかないモヤモヤと共に。
「あー・・・それ終わったらちょっと来てくれ」腫れ物に触るような態度の上司。
とうとうその日が来たか。驚きはしない。
「・・・実は、君に新しい辞令が来ている」何とも言えない顔をした上司が、クソまずい
コーヒーを飲みながら一枚の紙を寄越した。
グルーム・レイク空軍基地・・・新型ステルス機開発のテストパイロット・・・まず目に入った
のはそんな単語だった。
「お前・・・上層部に知り合いでもいるのか?」「まさか」「だよな」上司の苦い顔は、コーヒーのせいじゃない。
「・・・人違いでは?」
「いや、間違いなくお前なんだ。関係者がぜひお前をとな・・・お前が地上勤務になった経緯も知ってたぞ」
幻覚と妄想で地上勤務になった奴ををテストパイロットに?
「とりあえず行け。・・・一応また飛べるみたいだぞ(一回きりかもしれんが)」
信じがたいし裏がありそうで気持ち悪いが、それでもはやる気持ちと喜びは抑え切れなかった。
その日の夜、俺は眠れずに再度辞令書をまじまじと見つめ直した。
この時になってやっと、何もなかったはずの裏面が奇妙に光っているのに気付いた。
「見る目があって優秀に飛べる君を推薦したよ ジョン画伯より」
光って浮かび上がる文字には、確かにそう書いてあった。俺は朝まで気絶した。
・・・こうして、俺のあだ名は「翼の折れたキチ〇イ」から「天翔けるキチ〇イ」になった。
おわり
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