>>254
シュルレアリスム的で大変興味深い小説だと思うぞ?自動書記で意識よりも無意識が先行して不思議な感覚に陥り独特な文章が現れることがあるがこの作品はリフティングを通して徐々に行動が無意識化されていく中でふとした時に無意識の中にいた自分を見つめ直すという描写を差し込んでる。
意識から無意識、そして意識という変遷の中で小説の始まりと終わりを閉じた形にし、その中での自分の行動を観察している。この作品のポイントは一瞬意識が飛んでいる中で訪れた自分の感覚を意識を取り戻した時にどうウォッチしているかを表現していることにあると思う。
この表現方法はパッと思いついてできるものじゃないから中々の技量だと考えてる。

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