友人いない、彼女もいない、家族もいない
生きていて楽しいことが何もない
生きることに絶望した私は潮の岬に行くが、そこで見た夕日はあまりにも美しい
世の中にこんな美しい世界があるなら死ぬなんて馬鹿らしい、美しい世界を見続けてやる、と思ったのだ
それから私は旅行を趣味として生きることにした

一人旅は虚しいものである。楽しいことではなかった
しかし、旅先の美しい写真を眺め、旅の思い出にふける事は懐かしく楽しい事と感じた

いずれ私は孤独で死んでいく
それでも私は死ぬときに旅の思い出にふけりながら、生きることは悪くなかった、と自信を持って言えるだろう