私が関わったカタログ撮影の多くは、RAW現像も画像調整もほぼ許されないことが多く撮影もドキドキで臨んでいた。カタログやWEBに掲載される写真は、極論ではあるが「カメラを買った方が、同じ場所に行って、同じ設定で撮れば同じ写真が撮れなければいけないから」、RAW現像ができたらどんなに楽だろうと思うことがあったが、それも作例撮影に関わるフォトグラファーの腕の見せ所だから、時間を掛けて撮影していた。
私が最後に関わった LUMIX G99の撮影は機能よりも写真を多く使ってもらいフォトグラファーとしてはすごく嬉しかった。ワンカット撮るだけに車を飛ばして7時間の場所を撮影したくらい拘った。 
JPS2024年新入会員展「私の仕事」2024/07/11 ~ 07/17には、LUMIX GX7 MKIIIで撮影したキューバの写真をDMに使っていただいた。LUMIXの仕事に誇りを持っていただけに残念だ。

厳しい意見を書いてしまったが、今回の件は正直、LUMIXファンとしても製品の魅力を伝える関係者としても残念だ。今後、信頼を取り戻すまで時間は驚くほど掛かると思うが、真摯に製品とユーザー、カメラ好きに向き合ってほしいと切に思う。

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