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【ときメモ】ときめきメモリアルSS総合スレ

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0001名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2010/04/06(火) 20:03:17ID:5DqS8Q41
思いをぶちまけろ!
エロネタはエロパロで。
0130バースデイプレゼントを君に 1/3
垢版 |
2010/04/21(水) 21:16:59ID:qfA+F/GY
濡れた髪を乾かしながら冷蔵庫に向かう。
冷えたミネラルウォーターをグラスに注ぎ、一息に飲み干してやっと人心地付けると、
シャワーを浴びて火照った体を冷ましながらキッチンから寝室へと向かう。
ベッドに飛び込み、そのままぼんやり天井を眺める。

疲れた。
今日もお父さ・・・親父と電話で言い争ったばかりだ。
向こうは「家に戻れ」、こっちは「家には戻らない」の一点張りのいつも通り進歩の無い話。
全くうんざりだ。
うんざりするのは龍光寺の家に対してだけではない。
期限付きのお情けで仮初めの自由を手にしただけの自分に何よりうんざりする。
進歩の無いのは親子の会話ではなく、自分自身ではないのか?
大見得切って家を飛び出して一年。
未だに自分の進路も、夢も、目標も何も見つからない、結局自分一人では何も出来ない半端者の自分…
考えても悩んでも答えは出ず、こうして自問自答で浪費していく日々・・・
全く進歩が無い。

溜息をついて寝返りを打つと机の上に置いておいた小包が目に入って来た。
可愛らしいその小包は、今日学校で誕生日プレゼントとして渡されたものだ。
全くあいつも妙な奴だよ、こんな人間に誕生日プレゼントだなんてさ。
そりゃあ誰だってお祝いしてもらって嬉しく無いわけが無いけど…
あいつも気が付くんだか付かないんだかわからないが、ファンシーグッズで有名なその店の小包のまま渡すもんだから隠す術もなく、
そのまま手に持って教室に戻ったら目ざとい女子の連中から奇異の目で見られ、何故だか恥ずかしくなってしまった。
わざわざ買いに行ってくれた事には感謝するけどさ。
0131バースデイプレゼントを君に 2/3
垢版 |
2010/04/21(水) 21:18:09ID:qfA+F/GY
ふと思い立ち、机に向かい小包を開けて中身を取り出す。
中身は少し不細工だが愛嬌があり今人気のある猫のぬいぐるみだった。
ぬいぐるみを手にベッドにまた身を投げる。
仰向けになりぬいぐるみを上にかざすような体勢になる。

そっか・・・女の園とでも言うべきあの店に、男一人で買いに行ってくれたんだな・・・

店中に溢れかえっていたであろう沢山の女子中高生に囲まれて、右往左往するあいつの姿を想像したら、可笑しくてつい笑ってしまった。
それに免じて教室での事は忘れることにしよう!折角のプレゼントだしな!

それにしてもこのぬいぐるみは愛らしい。
ぬいぐるみを胸に抱え込み、ベッドの上で身悶えしてしまう。
こんな姿他の誰にも見せられない。
あぁ可愛い。
ひとしきりベッドで転げ周りぬいぐるみの愛らしさを堪能したので、一息つこうとぬいぐるみを胸に抱えたまま目を瞑ってみる。
0132バースデイプレゼントを君に 3/3
垢版 |
2010/04/21(水) 21:18:53ID:qfA+F/GY
あぁ、そっか・・・
さっきまで自分は一人だと思っていた。
けれども少ないやり取りの中でもこうして自分の趣味を感じ取ってくれる、自分を理解してくれる人間がいることに気が付いて少し救われたような気がした。
今までに無い、安心した穏やかな気持ちが湧き上がっていることに気が付いた。
目を見開いた時にはさっきまでのモヤモヤは吹き飛んでいた。
ありがとな。
手にしたぬいぐるみに気付くと話しかけていた。

そうだ。この子にも名前をつけてあげなきゃな。
部屋に飾った他のぬいぐるみ達にも名前をつけてあるし、新しいこの子を紹介するのにも名前がなくっちゃな。
候補を幾つか挙げてはみるもののなかなか決まらない。
なぁ、おまえはどんなのが良いんだい?
話しかけながらぬいぐるみの顔を覗き込んだ時に脳裏に浮かんだのは

あいつの顔と名前だった

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
な、なんでぬいぐるみの名前にあいつが出て来るんだよ!
気を取り直して再度違う名前をつけようとしたが、ぬいぐるみを見る度に浮かんで来ちまう。
それを振り払おうとベッドで転げまわっているうちにいつしかあたしは眠りについていた。


その日あたしは夢を見た。
ここ最近見ることもなかった夢を。

え?何の夢だったかって?
い、言えないよそんなの!!
そんなの言えるかよ!しつこいって言ってんだろ!

あ"ぁ!
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