――それからしばらく――多少の気まずさはあったものの――特技の見直しや、もうすぐ終る高校生活について話し合った。
「まだ一つ特技残ってるよ?」
「最後の特技はこれにしようって決めてたんだ」
俺はそう言って『告白する勇気』を選んだ。
「えっ……これでいいの?これって……」
「うん……これでいいんだ」
「そ、そうなんだ……」
困惑した真希ちゃんの表情……
「どんな人なのかな……その人って?」
「そうだな……何事にも凄く頑張って、いつも笑顔で明るくて、前向きで、いつも応援してくれて……俺にとって大切な人なんだ」
「えっ……それって……もしかして……」
もしかしなくてもキミのことだよ……真希ちゃん。出かかった言葉をぐっと飲み込む。
「この話はこれでおしまい。そろそろ帰らないと先生に怒られるよ」
「そ、そーだよね。プライベートなことだもんね……えへへ」
どこか真希ちゃんは嬉しそうだ。少しは俺の気持ち伝わったのかな?でも彼女鈍感だからな……

「さーて、お互いに悔いの残らないようにしようね」
あと二ヶ月……
卒業式まで残り少ないけど、必ずキミにふさわしい男になるよ……
だからもう少しだけ告白は待っててね真希ちゃん――





めもラジの投稿で、あの座り方はまずいとの投稿がありそっから妄想具現化しましたw