「台詞」と「科白」を区別すること。
台詞は表記された言葉、
科白は“科”(「しなをつくる」の「しな」。表情や動作)+
“白”(言葉。「自白」「敬白」の「白」)である。
科白はト書きも含めて科白。
台詞は建前(行動規範)として筋が通っているようにし、
科白は本音(判断基準)を含めて表現する。
「駄目」は台詞だが、「ダメっ!」「らめぇ」は科白。
キャラクターの正体が隠されている間は説明+台詞が表現の中心、
正体が明らかになってきたら科白による描写に移行する。