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俺たちは夢に見た甲子園に出場するも一回戦でズタボロに負けた。
監督が気を使ってくれたのか、次の日全員でカラオケに。
最初は悔しがっていたチームメイトたちも
監督が無礼講だと用意した酒を浴びる程飲んで
良い思い出になったとふっきれたのか途中からバカ騒ぎしている。
でも、俺だけは、打たれた俺だけはいつまでも悔しさを引きずっていた。
辺りが暗くなるころにはみんなべろんべろんになっていて
道路の真ん中に円陣を組み、二次会の場所決めをしている。
俺はその中に混ざる気になれず、ひとり壁にもたれてうつむいていた。
そこにマネージャーの桜子がやって来て、いきなり俺の頬にキスして来た。
「な、なにすんだよ!?」俺がびっくりしてたじろぐと、彼女は一言


「ご褒美。…みんなにはナイショだよ♪」


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