GMの立場でプレイヤーキャラをガチで殺したいなら
「どーん!突然舞台の惑星に隕石が衝突してみんな死にました!おわり」でいいと思うんだけど、
きちんとルールや状況に則った上で殺しにかかってくるの、偉い律儀というかなんというか

【ブリッツ】みどりのマキバオー
父:サンデーサイデンス、母:ミドリコ、という
主人公であるミドリマキバオーことうんこたれ蔵の半弟となる競走馬。ぶっちゃけ同作のラスボス。
ミドリコの子は、何故かたれ蔵もマキバコも寸胴体型のカバみたいな、とてもサラブレッドとは思えない容姿になるのだが、
何故かこいつだけは普通の競走馬みたいな体格になっている。
名前もドイツ語で電撃を意味する格好いい名前だが、たれ蔵的に考えると彼の本名はうんこブリッ……

初登場時から既にカスケードを超えるレベルの異常な実力を持っており、
デビューから無敗のまま、G1を8連勝してあっという間に日本最強競走馬となった。
天皇賞(秋)ではアマゴワクチン、ジャパンカップではニトロクロスと、
かつてたれ蔵と鎬を削りあった強敵達をもあっさり撃破しており、
最終エピソードであるオリジナルレースのジャパンチャンピオンシップでは、
主人公であるマキバオー、何をしてくるかわからない本当に馬なのかどうかも怪しいベアナックル、
そしてワールドカップ優勝、凱旋門賞3連覇、結局カスケードもマキバオーも一度も勝てなかった
世界最強馬であるエルサレムですら(引退間近で全盛期の実力は無かったとされつつも)勝利している。
最も、マキバオーとエルサレムの執念の追い上げで、1位こそ取れたものの、
これまでの余裕の表情の一切無い、全力を出し切った必死の形相だったが。

性格も実力に合わせて傲岸不遜かつ唯我独尊であり、自分が最強なのは当然で、
他の馬の事は等しく見下しているし、直接暴言を吐く事もザラである。
最も、ジャパンチャンピオンシップを経験した後はちょっと謙虚になったらしいが。
なお、本多はマキバコがブリッツ打倒の切り札になると考えていたようだが、結局作中で対戦シーンは無かったし、
言っちゃなんだがベアナックル以上に競走馬として問題しか無いマキバコが勝てるかっつうと……

アニメ版では尺がそこまで行かなかったので登場していなかったが、
Blu-ray BOXの特典映像として最終回が新規アニメ化され、そこでようやく初登場した。
一方、漫画の続編である「太陽のマキバオー」では、名前が数回話題に上がったぐらいで、
どこで何をしているのか、どうなったのかなどは一切不明である。
まあ、あのアマゴワクチンですらあっさりと殺してるような続編なんですけどね……