>>12続き)

今は、プレイヤーとして表に出ていくことは減りましたが、別に出るのが嫌だとかいうわけじゃなくて、
「出る」となると、毎回、メチャクチャ楽しいんです。
「ゴッドタン」も「あちこちオードリー」も「本音でハシゴ酒」も「しゃべくり007」も、
来週放送の「行列ができる相談所」も、とくに大きなプレッシャーもなく、ただただ楽しいんです。
もともとは、こんなに楽しめるヤツじゃなかったんですけど、ある時から急に。
 
■ゲスト出演が楽しくなったキッカケは「アメトーーク」と「ゴッドタン」
 
キッカケは「アメトーーク」と「ゴッドタン」だと思うのですが、
それまでは、どこに行くにも準備をしていたんです。「こうきたら、こう返して」みたいな。
エピソードもガチガチに用意していってました。
 
でも、それだと、60点ぐらいはとれて、まぁ、大事故は無いのですが、100点はとれないんですね。
「ゲストで出ていって爆笑をとった」という記憶って、本当に無いんです。
 
「アメトーーク」は東野さんが「すごいぞ!西野先生」というイヤガラセ企画をしてくださって、
「ゴッドタン」は、「VS劇団ひとりシリーズ」ですよね。
とにかく、先輩方が西野をタコ殴りにするという企画でしたので、もう、預けてみたんです。
ハンドルは、先輩方にお渡しして、ハンドルが切られるがままに、走ってみたんですね。
 
そうすると、時々、ビックリするぐらいスベッたりするんですけども、
それって、一人でハンドルを切って、一人で走って、一人で事故ったわけじゃなくて、
皆でスベッているので、「皆で取り返そう」となるんですね。
 
で、やっぱり、そこは「さすが先輩」で、巻き返し力みたいなのがハンパないので、
なんとかしてくださるんですね。僕は、それに乗っかってるだけです。
 
そういうことをやるうちに、ゲストで出ていくのが楽しくなってきちゃって、
たぶん、昔よりも少しは上手く立ち回れるようになった気がします。