>>496続き)
 
さっそく本題に入りますが、「石貨」って「石のお金」みたいに認識されていますが、
僕らが普段使っているお金とチョットだけ使い方が違うんですね。
 
まず、「石」自体に、「100」とか「50」とか「1万」とか書いてないんです。
お金自体に値段がついていないものですから、なので、
「値段がついてないものを買う時」などに使われていたそうです。
 
たとえば、メッチャ問題を起こした時に「これで勘弁して」と言って、石貨が支払われたり、
一説によると、「暗殺の依頼」に石貨が使われていたりしたそうです。
間違っているかもしれないので、調べてみてください。
 
細かい数字は乗っかっていないのですが、とにかく「価値があるもの」だった。
「芸術品」みたいな感じです。嫁入り道具で渡される「雛人形」みたいな。
それ自体に価値があるから、なので、問題を解決する時とかに支払われたんですね。
 
さて。この「石貨」ですが、小さいものだと20~30センチなのですが、
大きいものになってくると、3~4メートルとかで、下手すりゃ5トンとかになるんです。
「大きければ大きいほど価値がある」と言われていますが、
厳密に言うと、「大きいから価値がある」ではないんです。
 
石貨に使われている石って、ヤップ島で採れなくて、
なんとヤップ島から約500km離れたパラオでしか採れないんです。
パラオで採った石を、イカダに乗せて、ヤップ島まで運んで来なきゃいけない。