>>626続き)

言うまでもありませんが、キャストさんに稼働していただく以上は「稽古代」は絶対に出しますし、
「二日間しかやらない舞台のクオリティー」でやるつもりは一切ありません。
「これだけ作り込んだんだったら、2ヶ月ぐらいやれよ」と言われるようなものを作ろうと思っています。

もう今日の今日から制作費を作っていってやろうと思っているんですけども、
「ちょっと風向きが変わったかも」と思ったことがあったので、共有しておきます。

実は、昨日配信された宮迫さんのYouTubeチャンネルの中でも、
「舞台の予算」の話をさせていただいたんです。

「演劇業界は、役者さんの『やりがい』に甘えすぎだし、
稽古代を出さないことが当たり前になっているのは、僕は反対です。役者さんには家族もいるので。
でも、それらの問題をクリアするには、当然、チケット代やグッズ代以外の売り上げを作らなきゃいけなくて、
そのうちの一つの打ち手としては、プロセス(制作過程)を売っていくと言うのはあるかもしれませんね。
プペルはそうやって作ったんです」

という話をさせていただいたんです。

僕のことを昔から応援してくださっている人ならご存知だとは思いますが、
まぁ、ぶっちゃけ10年前から言っていることは変わらないじゃないですか?

「演者やスタッフには守らなきゃいけない家族がいるんだから、
エンターテイメントはちゃんとお金の問題をクリアしなきゃいけないし、
その為にはチケットやグッズ以外の収益源の開発をしなきゃいけないよね」
みたいな話は、もうずっと昔から言い続けてきたじゃ無いですか?

今から10年前にそのようなことを言った時に、お客さんはどんなリアクションをしたかというと、
「銭ゲバ」とか「金の話かよ」みたいな石をバンバン投げてきたんです。