>>90続き)
 
■本格的な『ビックリマンブーム』の到来
 
翌1986年に本格的な『ビックリマンブーム』が起きるのですが、
この時はコロコロコミックやテレビなどのメディアミックスで、もう大変です。
 
『ビックリマンシール』はチョコレートのオマケなんですけども、
皆、シールに夢中で「チョコが大量に捨てられる」が全国各地で起きて、社会問題になりました。
 
で、とにかく出せば売れるもんですから、
ビックリマンチョコを買うのは「1人3個まで」という決まりができたりしていました。
そんなことあります?
チョコレートに購入制限がかかったんです。
 
で、年間の売上個数を調べてみたんですけども、ピーク時でどれぐらいだと思います?
100万個? 200万個?

全然違います。
年間、4億個です。
よんおくこ!
 
大人が買ってるわけじゃないですよ。
子供が、どうにか親を口説いて、資金調達をして、駄菓子屋に走って、それで4億個です。
この数字を聞くと、当時の『ビックリマンブーム』が、いかにイカれていたかが伝わると思います。