>>689続き)
 
■「補助金に頼る」は他人に船の舵を握らせるようなもの
 
ここがメチャクチャ耳の痛い話なんですけども、
 
エンタメを続けたければ、
スタッフや生徒やお客さんを守りたければ、
文化を守りたければ、
 
『集客』と『資金繰り』を勉強しなきゃいけないんです。
「補助金に頼る」は他人に船の舵を握らせるようなもので、ある日突然、望まぬ方向に舵が切られてしまうんです。
 
僕らは、武道館ライブも、幕張メッセも、何もかも、「集客」の勉強をして自分達で集客をして、
「資金繰り」の勉強をして自分達で予算を集めて、毎日ヒーヒー言うてます。
そういった姿を見た同業者から昔は「表現者が金の話をしやがって」とか、
「銭ゲバだー」とか、「クラウドファンディングとか怪しいー!」とか散々言われたんですけども、
そんなことを言っている人達のイベントのお金の流れを見たら、メチャクチャ補助金を貰っていて、
それでイベントを回してるんです。
 
僕からすると、「そりゃ、お前は、お金の話をしなくて済むよな」という話で、
「だけど、それだと、ある日突然終わるぞ? お前は乗客乗員の命を預かる船長として、
アカの他人に舵を握らせていいんだな?」と思っています。
 
今日の放送は日本の全エンタメ屋に聴いていただきたいのですが、国や県や市の財布に余裕が無くなってきたら、
最初に切られるのはエンターテイメントで、「姫路文化祭」の廃止は終わりの始まりに過ぎません。
 
「身内以外のお客さんをどうやって呼ぶんだ?」とか、「どうやって売り上げを作るんだ?」という運営の部分を
今度の『キンコン西野マーケティング講座2024』で是非学んでください。
完全なる宣伝でした。

(*終わり)