>>831続き
 
Voicyのリスナーの皆さんならお察しのとおり、僕は仕組みから全部知りたいヤツなんです。
「何が、どうしたら、こうなる」というのを全部知りたいし、
整合性がとれていないと気持ち悪くてたまらないんです。
 
これはもう物心つく前から、オセロと囲碁と将棋とチェスで育てられて、
親が「諸葛孔明」から名前を拝借して息子につけるぐらい戦国・戦術オタクというのもあって、
こんな仕上がりになっちゃいました。
 
だから、「なんで、そうなるの?」「なんで?なんで?」という(良く言えば)探求心が強いのですが、
この性格って、学ぶ時には裏目に出ることがあります。
 
僕が中学2年で数学が急に得意になったのが、まさにソレなんですけども、
それまでは「数学」どころか「算数」が、まるで理解できなかったんです。
「1+1=2」と言われても、「なんでなの?」となっていた。
 
学校では「鉛筆1本と、鉛筆1本を合わせたら、鉛筆2本になるでしょ?」とか、
「りんご1個と、りんご1個を合わせたら、りんご2個になるでしょ?」と説明を受けるわけですが、
それはあくまで「合わせたら2つになるモノ」を例として選んでいるだけの話であって、
たとえば、「砂山1つ」と「砂山1つ」を合わせたら「大きな砂山が1つ」だし、
粘土もガッチャンコさせるとそう。
 
「質量は2倍になるけど、2個にはならない」ということもあるわけで、
「1+1=2」というのは、【視点】によって違うわけじゃないですか?
 
実際、「1+1=2」を証明できる人って、100人中1人いるかいないかぐらいだと思います。
「1+1=2」を証明するには「ペアノの公理」というクソ面倒臭い言い分を理解しなきゃいけないので。