■anan2436号(2025年2月26日発売号)より
取材・文:真島絵麻里
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人の心を動かすコンテンツやその届け方について、
圧倒的な思考量と実践に基づく発信が注目されている
西野亮廣さん。

今年1月、西野亮廣さんに関するビッグニュースが届いた。
期待された『ボトルジョージ』の第97回アカデミー賞短編
アニメーション部門ノミネートは惜しくも叶わなかったが、
そのわずか数日後にブロードウェイの大作ミュージカル
『オセロ』の共同プロデューサーを務めることが
発表されたのだ。

25歳で絵本制作の道を模索し始め、約19年。
周囲の予想を遥かに上回る活動を繰り広げ、
日本のエンタメが持つ可能性を拡張し続ける西野さん。
そんな彼の創作のモチベーションとは?

「実をいうと、強烈な衝動のようなものはあまりないんです。
 でも、見たことのないものを見たいとか、行ったことが
 ないところに行きたいという想いは常にあります。
 ただ、その想いはちょっと厄介でもあって。
 何かに挑んでそれがうまくいくと、
 次を目指したくなっちゃう。
 “ここはもうわかったから、次は映画をやろう。
 その次はミュージカル業界に行ってみよう”って感じで、
 自分がよくわからないところに行くのが楽しいんですよね。
 それに振り回されるチームのみんなは可哀想ですが…(笑)」