>>354のチンポに補足

本編で赤の拝涙以上に謎な黒の開門…
先程述べた仮説で私は、拝涙を桜竜が帰郷の為に作った道具と定義した
では開門は?これもやはり桜竜が作り寺に与えたのだろう
以下に根拠を提示していく

この開門の最大の謎は、何故黄泉にアクセス出来るのかということだ
これが唐突で、疑問に思った方が多いだろう
しかし黄泉返りの以前にこの力の描写はされていたのだ
そう、「幻廊」である
幻廊とは、お米ちゃんが死した変若の御子達と話をしている空間
あそこはあの世ないしその狭間と解釈するのが正しいだろう
そこへアクセスし、更に戻ることも可能な程の力が桜竜に由来しているのでは?という考えだ
桜竜へのアクセスについても同類かと考え、枯れた姿から同一視は出来るとも踏んだが
書いてることが推測のみになってしまったので避けようと思う
ここで私が言いたいのは黄泉へのアクセスが「唐突」とは言えない、ということだ
その力はやはり寺において描写されている
もっと言えば、狼が竜胤で黄泉返る行為もだ
両者が桜竜に由来していると考えるのは不自然とは言い難い

では何の為に?これが最も重要なことだ
拝涙が竜の目的の為に作られたのならば、開門は一体何の為に?
ここでは、この二振りが対であることから読み解こうと思う
そこで見えるのが、やはり竜の帰郷だ
この成就には二つの涙がいる、桜竜の涙と氷涙
そして拝涙が桜竜の涙の為にあるならば、もう片方も自ずと知れるだろう
開門は氷涙の為に作られたのだ
そしてそこには確かな存在意義がある
桜竜は常しえ、竜胤も不死、しかし揺り籠は不死ではない
これは死にうる揺り籠のセーフティだったのだろう
そう言える理由がもう1つある
「竜胤を供物に乞いたまえ」の一文、しかしこれは人を混乱させる根拠でもある
何故弦一郎は契りもせずに抜けたのか?死なないのか?
しかしそれこそ弦一郎が解き明かしてしていたのだ
つまり開門は偽りの竜胤で機能する黄泉返りであるということだ
だからこそ氷涙の為に作られ寺に与えられたのだ
寺が意図的に作れる偽りの竜胤で、揺り籠の黄泉返りを果たす為に
同時に赤の不死斬りによる竜胤の御子殺しの可能性も加味したのだろう
開門は、やはり拝涙の為に本物の竜胤の側にあるべき赤の不死斬りと対である存在なのだ

それが手元を離れたことについては考えないでおこう(迫真)
巴が何とかしたんじゃないですかね(適当)