2018年3月の記事

Q――2017年はレベルファイブにとって、どのような1年でしたか。
A日野晃博社長(以下、日野氏): 2017年中にリリースしようとしたものが、軒並み今年にずれ込んでしまうなど、会社の課題が浮き彫りになった1年でしたね。
IP(ゲームやキャラクターなどの知的財産)を扱う会社としては、ものすごく大きくなっているのですが、成長に社内の体制がついていけない面が出てきました。
 加えて、IPビジネスで手いっぱいになってしまい、ゲーム開発における管理が甘くなるという、レベルファイブの弱点とも言える部分も浮かび上がってきました。
 クロスメディアタイトルは、ゲームだけでなくアニメや玩具も同時展開するため、絶対に外してはいけない商戦の時期があるんです。
ゲームだけなら、開発が2カ月遅れたとしても、自社だけの問題で済むのですが、他の業界と連携を取っている中での2カ月の遅れは、自社だけでなく全体の収益率に影響するし、機会損失も出てくる。
 それを頭で分かっていても体で分かっていないというか。自分たちの置かれた立場がいかに重要か、まだ理解しきれていなかったんだと思います。
それを再認識したというか、失敗して勉強させていただいたのが2017年でした。


この後人事やキャパオーバーなのも触れてる
あれからどれだけ成長しましたか…?