応えてガチホモが、別の器にたっぷりと汲んであったローションに指を突っ込んだ。
水面が光を放つ。
「きえええええっ!」
奇声を発しながら、指先についたローションをケツ穴に向かって浴びせかけた。
ローションを浴びた道化の尻が再びうごめき出す。
全てを刺し貫かんばかりに尖っていたトゲが、へにゃりとひしゃげた。
「今です、おじいさん!」
「ぬおおおおおお!!」
 ホモの掛け声を皮切りに、おじいさんが竿を振りかぶり一気に振り下ろす。
ずにゅん、とした手応えが伝わってくる。
硬い竿の一撃を柔らかい感触が包み込む。
否、ケツ穴は受け止めた竿を飲み込もうと全身を拡げてきた。
「させてはなるものぞおおおおお!!」
雄叫び上げて竿を引き戻すおじいさん。
先端に張り付いたケツ穴の抵抗を全力ではね除け、頭上へと竿を掲げる。
「美味い尻になれええええええ!!」
振り下ろし、打ち付け、引き戻す。
一連の動作を怒濤の勢いで繰り返すおじいさん。
「やらせはせんぞおおおおおお!!」
竿の連打の間隙を縫って打ち水を放つガチホモ。
「「うおおおおおおおおおお!!!」」
己を打ち据える竿を受け止め飲み込もうと足掻く道化の尻に、重ねた雄叫びを上げながら二人の老人の攻撃が続く。
 吹く風の冷たさは、さらに増していた。