2017年11月27日 18時03分

27日昼ごろ、観光客でにぎわう京都の平安神宮にイノシシが現れ、男性1人が体当たりされて腕の骨を折る大けがをしました。
イノシシは、市内を逃げ回ったあと、およそ30分後に二条城の堀に落ちているのが見つかりましたが、
警察などが引き揚げたところすでに死んでいたということです。

27日正午前、京都市左京区の平安神宮の敷地内で、イノシシが走っているのを警備員が見つけ、警察に通報しました。

イノシシは、警察官が駆けつける前に、西に向かって走り去っていて、その際、
境内の工事現場で作業に当たっていた50代の男性に体当たりをして突き飛ばしたということです。
男性は左腕の骨を折る大けがをして病院で手当てを受けました。

イノシシは、そのあと市の中心部で走っている姿が相次いで目撃されましたが、通報からおよそ30分後、
西に4キロほど離れた二条城の堀に落ちて動かなくなっているのが見つかり、警察などがボートを使って引き揚げたところすでに死んでいました。