しかしねえ、誰も彼女のことをドールだとは思ってないんですよな。
到底そうは見えない。
嫉妬深いし、疑り深い。
ないものねだりをし、自分に足りないものは奪いたい。

本人が意識的にふるまってるか知らんですが(たぶんそうだと予想するが)、
彼女は本人が思ってるほどドールっぽくはありません。
そして、蜂子の前ではとくにドールになれない。
あるいは、ドールでなくなるために蜂子の前にやってくるのかもしれない。

さて、それがなにゆえかってことだけれども、
そこはまた別の機会に。