もちろん言葉は大事です。
うちも夫婦関係の潤滑油として、ちゃんと言葉で愛情を表現しないといかんよな、
みたいな話はよくする。
ですが、「ただ」愛するという、この「ただ」の意味するとは、
言葉によっては、まず伝わらない。
契約書に記載できないなにかです。
言葉ではない行為によって伝わっている。

散歩するときに手を握ったり、
花を見たときに一緒に目を合わせてにっこりしたり、
美味しいものを食べたときは分け合って食べるような、
そういう日々の「なにか」によってのみ、少しずつ漏れ伝わっていくようなもの。

「無償の愛」は、その前にも後にも、言葉があってはならない、という厳命があります。