紺飛白の甚兵衛から
すらっと伸びた脚が
蚊に刺されている
線香の渦と
スイカの香り夏の香り
声ばかりかん高い
まだ伸びきらぬキミと
縁日の日のりんご飴
災難の日の思い出は
いつか理解と傷にに変わる
キミが早く大人になって
迎えにくるその日
わたしはまだ
大人になりきれない
ゴメンなそればかりが
後をついて繰り返される
本当にゴメンな

ジュリアナ農協「おねショタ風説考」より