事実の伝達は「パレート改善(Pareto improvement)」であると塩なめさんは捉えている(´・ω・`)

パレート改善とは何か?
それはパイの例を使って表せる。これはパレート改善「されていない」状況の例だ:

・AさんとBさんがパイを2人で分けようとしている。
・AさんもBさんも、パイを食べれば食べるほど効用が高まるとする。
・パイを2人に取り分けた後、まだパイが余っている。

まだパイが余っているのに、お互いに取り分けた分のパイを奪い合うのは馬鹿げていると思うだろう。
しかし世の中には馬鹿げた争いが溢れているのだ。

何を隠そう、余ったパイが「事実」なのである。
我々は、事実を踏まえず、誤った認識に基づいて議論することがある。
これはちょうどパイを完全に取り分けずに、お互いのパイを奪い合うことに等しい。

互いの主張にいったん目をつぶり「事実」に目を向けてみよう。
「パイを取り合わずに」「お互いの主張を否定せずに」問題解決に近づけるではないか。

これがパレート改善である。
事実の伝達は「パレート改善(Pareto improvement)」であると塩なめさんは捉えている。