第4巻は1章までしか書き上げられてなく、50Pほどだから製本して発刊するのは
難しいかな。

ただ、「QAZ」の正体はシリーズ主役のサイコセラピスト「氷室想介」

著者自身、最初にQAZは初期の段階で既に登場してるって明言してるから、犯人や
被害者が毎回変わるシリーズ本において、一貫して登場する人物は主役級の意外な人物
に設定するしかないよね。アシスタントの舞ちゃんは、QAZの回想シーン時に年齢的
に生まれてないから、違うと分かるし。

人間の心の闇=魔界をテーマにしているだけあって、深層心理を探るサイコセラピスト
が犯人というのは、面白い設定だったとは思う。
氷室自身が幼少期から心の葛藤を抱きつつ、己自身で解明するためにサイコセラピスト
になったわけだから。

外国では実際に猟奇的な犯罪の犯人が、精神科医であったりすることは珍しくない。
これを題材に「ジキルとハイド」が作られたり、有名なところでは「羊たちの沈黙」の
ハンニバル・レクター博士もそう。