M訳ブロックマン「さようなら、知らいな人」を原文とあわせて見てみたよ
そもそも会話から何から、いかにも機械翻訳で、Andを「そして」とそのまんまとか
文章がぎこちなくて仕方ない
最初のパラグラフで「浅黒い肌で耳が大きな刑事」と出てくるが、darkは肌の色じゃなく
普通は髪の色を意味する、というのは翻訳学校でも初歩の段階で教わるんだが
初心者の典型よろしく「浅黒い肌」と訳してる
次のパラグラフ、「彼女はネグリジェを身に着けていた」と出てくるが
negligeeは女性用の部屋着やガウンの意味で、日本語のネグリジェとは違う、というのは
辞書引けばすぐわかるんだが、本人の願望が入ったのか、機械翻訳をそのまんまにしたのか
「ネグリジェ」と直訳してしまったw
「しかし、もしサロメのヴェールがあれと同じ素材でできていたとして、その下になにかを隠すならば七枚よりもっと重ねなければならなかっただろう」って
これ、まさに機械翻訳の直訳調で、何言ってんのか、すぐにピンと来るか?
サロメの七つのヴェールの踊りって、オペラでも有名なんだが、たぶんわかってない
要するに、女が着てた部屋着は部屋着といってもスッケスケで
同じ素材なら七つも重ね着しないかぎり裸体がスケスケ、とその話に引っかけて言ってるんだな
この関連で、「そうとも言える」という警部補の言葉も変だと気づきそうなものなんだが
practicallyは、これも辞書引けばすぐわかるし、翻訳学校でも初歩段階で教える単語だが
「ほとんど」の意味で使うことが多いんだな
機械は「実質的に」とか訳してしまうから、そこから「そうとも言える」としたんだろ
つまり、娘はマッパ(naked)だったそうだね、と言われて
スッケスケの部屋着しか着てなかったから、「ほぼ」マッパだったと答える流れ
最初の二つのパラグラフで、機械翻訳に素人が手入れたというのがスッケスケだぞw
アホらしいし、キリがないからあとは略