相当昔に読んだ美達大和「ドキュメント長期刑務所」だったかな
薬物犯は刑務所に入った当初は普通の人が多いけど、刑務所内で先輩がたに「たかが◯◯(違法薬物)なんかで可哀想に」なんて言われて、1ヶ月もいると思想改造されて立派な悪党になってしまうらしい
環境が人を変えるということなのかもしれない
本物のワルと一緒に生活して、社会にその一員として罰されているという自覚が芽生えると生き残るために頭の作りが変わってしまうんだろう
薬物犯はそいつが大卒で勤め人の経験があると犯罪組織のヘッドハンティングにあってしまうというようなことが書かれていた気がする

なお犯罪の種別ごとに他の犯罪者についても描写されていたけど大概はボロクソでした
性犯罪者は刑務所内でも異常者とみなされていて反省がまったくない、出たらまたやるとか話しているだの
殺人犯は動物虐待のニュースを見て涙を流して怒るけど、自分の犯罪の被害者の話になると「あいつはしょうがなかった」と全然ちがう態度だとか