熱い
熱い
舌が焼けるようだ

目の前に広がるルゥ
白い米粒
汚れた皿端

まだ半分
やっと半分

ニヤリと笑って僕を見る兄ちゃん

何もない汚れた皿に鈍く輝くスプーンを置く兄ちゃん

顔色一つ変えず
食事を終えてしまった

負けたくない
負けるもんか

いつかは僕も兄ちゃんに追いつけるだろうか
甘口な僕でも


辛口というあの境地に