東武鉄道 6050系魔改造車

硬派なクロスシート設備に根強いファンを持つ本形式であるが、500系、20400系の導入により活躍の場が大きく狭められてきた。
このまま経過すれば誰しもが6050系はこのまま安楽死であろうと予想していた中、
この度、『北関東・新潟SL乗り継ぎ弾丸ツアー』号として期間限定運行されるため、
改造を施された編成が登場した。

一見すると何の変哲もない6050系車両だが、
JR、秩父鉄道、真岡鐡道、西武鉄道(西武秩父駅のみ)への乗り入れに対応し、
自社東武ATSはもちろん、ATS-P/Ps、秩父ATS、西武ATS対応車上装置と各鉄道対応の列車無線装置を搭載した。
客室の基本的レイアウトはそのままだが、特徴的なクロスシートは何と新規開発され、
国鉄583系を参考に(最下段の構造をほぼデッドコピー)した寝台として利用出来るシートに
交換されており、本格的な夜行運行を可能とした。