ヒント
東海道新幹線 「成長の30年」、運輸収入8割増
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29892520W8A420C1L91000/
https://www.nikkei.com/content/pic/20180426/96958A9F889DE0EBEAEBE0E7E0E2E0E4E2E6E0E2E3EA9EEBE3E2E2E2-DSXZZO2989514026042018000000-PB1-1.jpg

東海道新幹線が成長を続けている。国鉄分割・民営化でJR東海が発足した
1987年度に7146億円だった運輸収入は30年で8割増え、1兆2532億円に拡大。
新型車両の導入をテコに「のぞみ」などの増発を進め需要を取り込んできた。
ビジネス、観光ともニーズは堅調で、2018年度まで9年連続の増収も視野に入っている。

同社発足後の新幹線の成長をみると景気の拡大や回復だけが理由ではない。
1つは新型車両の導入だ。1964年の開業以来、長年「0系」を主体に運用していた
国鉄時代と違い、民営化後は92年の「300系」を手始めに07年以降の
「N700系」シリーズに代表される新型車両を矢継ぎ早に投入。
87年当時に220キロメートルだった最高時速は285キロメートルに向上した。

92年に導入した「のぞみ」は東京〜名古屋〜大阪の移動時間を縮め、需要を喚起。
当初は早朝・夜間の計2往復のみだったが、14年には最大1時間10本まで可能になった。

「ひかり」や「こだま」も含めた1日あたりの平均運転本数も増えている。
87年度の231本から17年度は368本まで6割増加。