「陸のコンコルド」、リニア新幹線の真実
9兆円をつぎ込む超高速列車の行く末 金田 信一郎 他 1名 日経ビジネス編集委員 2018年8月30日
https://business.nikkei.com/atcl/report/16/081500232/082400010/?P=2
13年、記者会見で社長(当時)の山田佳臣が、リニア計画は「絶対にペイしない」と
答えた。だが、JRの経営陣は、「本人の意図と違う」と主張する。
「(リニア)単独のプロジェクトとして見たときには、5兆円のプロジェクトを
回収するわけにはいかないですよと。やっぱり東海道新幹線と組み合わせて実現ができる」。
副社長の宇野護はそう解説する。しかし、巨費を投じた超高速のサービスが赤字で、
本当に全体の黒字化が達成できるのか。
「東海道新幹線だって客のほとんどが(リニアに)奪われるから収益が下がる。
リニアがペイしなければ、両方沈没するんじゃないの」。
立憲民主党でリニア問題を担当する衆院議員の初鹿明博はそう指摘する。