P.K.ディック - 14 [転載禁止]©2ch.net
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>>96
へーそうなのか
じゃ岩波の古いやつとかは買い取りじゃないのかな
大人しくアマゾンでポチるか・・・ ディックの「小説」で最高傑作ってどれですか?
高い城の男はあまり面白くありませんでした。 『火星のタイム・スリップ』
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
『ユービック』
といった中期の傑作が人気
『流れよわが涙、と警官は言った』
『暗闇のスキャナー(スキャナー・ダークリー)』
といった後期の作品も評価が高い 高い城はあの当時は珍しかった歴史改変モノで
日本占領下の西海岸の話って部分がアメリカ人に刺さる部分だから
そこをゾクゾクしながら読み進めないと魅力半減だとは思う。
(歴史改変モノの常で元の歴史知らないとただのお話だしな) >>103
自分の場合は、最初に読んだのが『高い城の男』だった。
これでディックに対する絶対的な信頼が生まれた。 背伸びして読んでみた高い城と電気羊があまり面白くなかった中学時代
大学生の時にパーマーエルドリッチで「おや?面白い?」と
ユービックとか再読したら「おお面白いぞ!?」ってなったな。
でもディックの真骨頂は短編だと思う。 元奥さんのテッサが
「フィルには短編があってたと思うけど短編は長編ほどお金にならないんで書かなくなった」と
言ってたね >>112
『ゴールデン・マン』まえがきより
わたしがSFに興味を持ったのは、ハインラインとA・E・ヴァン・ヴォクトの作品をつうじてだった。
ハインラインとは政治的イデオロギーがまったくちがうが、私は彼を精神的父親と思っている。
数年前にわたしが病気だったとき、ハインラインは自分にできることがあったらなんでもいってくれと、
助力を申し出てくれた。それまで一面識もない男にだ。
彼は何度も電話をかけてきてわたしを励まし、体のぐあいを気づかってくれた。
もったいなくも、電動タイプライターを買ってやろう、とまでいってくれた――彼こそはこの世界の数少ない紳士だ。
彼が作品の中で提出するどんな意見にもわたしはくみしないが、それとこれとは話がちがう。
以前わたしが国税庁から多額の課税をされて払えないでいるとき、ハインラインはその金を貸してくれた。
わたしはハインラインとその奥さんをとても大切に思っている。感謝のしるしに、一冊の本を夫妻に捧げたこともある。
ロバート・ハインラインは、りっぱな風采の人物で、実に印象的な風貌と、実に軍隊的な姿勢の持ち主だ。
髪の刈り方にいたるまで、軍隊の経歴がしみこんでいることは、一目でわかる。
彼はわたしがはみだし者のヒッピーであることを承知の上で、なおかつ、わたしと妻が困っているときに手をさしのべてくれた。
これこそ最高の人間性だ。わたしが愛するのはこういう人間、こういう行為なんだ。 ディックのインタビューとか対談とかがまとまった本ってない? >>113
わざわざ
ご親切にありがとうございました。
あなたもいい人 >彼が作品の中で提出するどんな意見にもわたしはくみしないが
これwikiだと
「彼が作品に書いていることには全く同意できないが」
になってるんだよな。
個人的にはこっちの訳の方が好きだなディックらしくて。 >>114
『フィリップ・K・ディックの世界 消える現実』
『ラスト・テスタメント―P・K・ディックの最後の聖訓』
『フィリップ・K・ディックのすべて ノンフィクション集成』
『フィリップ・K・ディック 我が生涯の弁明』
辺りがインタビュー、エッセイ、手記など小説以外をまとめた本 ゴールデン・マンへのイントロダクション 上記部分の元の文章 ゴールデン・マンへのイントロダクション 上記部分のもとの文章
I don't agree with any ideas he puts forth in his writing, but that is neither here nor there.
↑の平易な表現をいろいろ考えているうちにヴァリス一人称文体に近づいてしまった
「あの人が作中に出してくる考えについてはぼくは何も同意できないんだけど、そんなのはまあどうだっていいことだ」 >>120
ヴァリスってこんな文体だったっけ?っと思って新訳みたら本当にこんな感じだった 山形翻訳のセンスねえから小説には関わらないでほしい もうお前がやる時代じゃないよ ティモシー・アーチャーの転生を読んでいるとき
これはキャッチャー・イン・ザ・ライの文体の女性版を目指しているのでは? と思った
個人的には、(上の方でも書かれているけど)地の文にまで「〜だわ」「〜なのよ」がしばしば出てくると、すらすら読み進めない
なんというか、海外のニュース映像のボイスオーバー(目撃者のおばちゃんとかが原語でしゃべってて翻訳でもしゃべっているやつ)をず〜っと聞いている気分になった
文意はよくつかめるんだけど、残念だった ザップ・ガン読み終えた
ディック本人も含めさんざんな評価のようだけど普通に楽しめたわ
セリフの掛け合いとか小ネタとかユーモア満載
最後の銃はふつうに機能してびっくりしたけど ユービック読んで面白かった人には次はどれがお勧めです? 出たのか、これから出るのか、いつ出るのかおしえてくだれ ハヤカワのTwitterによるともう販売されているみたいです スキャナー・ダークリーはガチ傑作なので
復刊されるのはいいことだ
サンリオ版創元版ハヤカワ版と持ってるんだけど
黒表紙で揃えたくなってきた アマゾンとかには出てないね
本屋に行かなければないのか
田舎の本屋にまでまわってきてくれるのだろうか・・・ 暗闇のスキャナーの問題はSFじゃなくて一般小説なとこだな
NV向けな感じ 暗闇のスキャナー、なんか切ないよね
全体的に
ギャグもあるけど、だからこそ最終的に全てが切ない >>147
SF的な設定はスクランブル・スーツ位だからな 今日池袋のジュンク堂に行ったら「死の迷路」は積んであったけど「スキャナー」は置いてなかった
新宿の紀伊国屋に行ったら「スキャナー」が一冊だけ置いてあったので買ってきた
この扱いの差は何だろう 「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」の新版もあまり見ないし
そもそも部数が少ないんだろう
出回った期間からすると「死の迷路」より「スキャナー・ダークリー」の
方が買い逃した人が多そうな気もするが これでスキャナーのカバーは、
サンリオと創元とハヤカワの2verで4種類か。 創元の山形訳の『暗闇のスキャナー』は読んだことあるけど、浅倉訳で読み直す価値ある? これでハヤカワはディックの傑作と呼べる作品は全て新装版で出したんじゃないかなあ・・・
あと「去年を待ちながら」だけ残ったけどそれも出すみたいだし
まあ創元と合わせていつ本屋に行ってもほぼ全作品が読めるって凄いことだよねえ >>157
確かにそのへんの書店ではなかなか見ない
Amazonで買ったよ スキャナーダークリー出ているの知らなくて、死の迷路買いに行ったのにスキャナー
ダークリー買ってきたわ。
「カバーつけてください」って言ったら、ハヤカワの文庫特有のちょっとした背の高さと
約460ページある厚みのせいで店員さんが苦労しまくりだったw >>169
あー俺も俺もw
ハヤカワのトールサイズ?っていうのあれ。なんであんなのしちゃったんだろうね。
最近は店員さんに悪いからカバーつけずに買ってから、家でつけるわ。トレーシングペーパーをカバーにすれば本棚に並べてもどんな本か判るからな。 >>173
むり、みんなの気持ちが一つにならないとね 今、新版のスキャナーダークリー読んでいるんだが
あとがきを読むと、訳者:浅倉久志の性格の良さがうかがえるね
ほっこりしてしまった。
後半、先行した訳についてかたるあたり pkdっていうtシャツブランドはなんでなんも動きないの? >>37
> 「VALIS」
創元文庫版の巻末のやたら詳しい解説がなくなったのが寂しい。 >>176
Tシャツがあまりに売れすぎてPKD財団から文句が来たとか
ただこれって2ちゃんのレスがソースなんだよな 最初からPKD財団公認だし
売れすぎて取り分でもめたりしそうな規模の商売してたとも思えないなあ 初めてスキャナーダークリー読んだが
ジャンキーの生態、日記みたいで
最後は当然の廃人や死。
悲しくなった
キアヌリーブスで映画化されたようだが、きついだろうな
いろんな意味で スキャナーダークリイ(映画)はたぶんいままでのPKD小説映画化の中でいちばん原作に忠実。
スクランブルスーツも実写(?)で見れる。
そして、そのとおり、キツイ。 いきなりpkd論とか吹っ掛けられたくないからあの厨2シャツは着る勇気ない >>182
えー!そうなんですね
スクランブルスーツが登場するなんて!!びっくり
情報ありがとうございます こんな所に降臨は無いだろ
にわかなんだが過去にあるの?? >>185
ぉい、今売られてる「スキャナー・ダークリー」は
浅倉久志戦s利(故人)訳だぞ。
お盆はまだ先だ。 山形浩生は初期の2ちゃんねるシンパ。
実名で降臨しているとメディアでも言ってた。 スキャナーダークリィー、映画版素晴らしい出来だよ
あの映像化は凄いわ Amazonでもレンタル有料だったので
予告編(という名の冒頭)をひさびさに見返したが
いきなり南京虫ワロタ
あと、一回俳優に全部演技させてそれをCGアニメ化という
謎の手順で作られてるから、分類はアニメ(?) >>193
おんなじ手法のウェイキング・ライフの方が
普通のディックっぽい雰囲気 >>173 全集出したら、実はディックのほとんどの小説が駄作だってバレてしまうぞ 駄作など無い。ディックというジャンルの小説なのだからな >>196
名の通った作家でも駄作が相当数あるのは普通だと思う。
駄作がほとんどでも卑しむべきではない。 上の方に短編が秀逸と書いてあったから短編集を買おうと思ったけど
短編集がたくさんあって、どれにしていいのかわからんかったw
入門編としてはどれがオススメ? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています