>>533
世界が仮想マシン上でシミュレーションとして動いているとする。
仮想マシンだから、それを動かしている実際のハードウェアはなんであっても構わない。例えば、ソロバンとする。
世界全体がシミュレートされてるなら、そのソロバンの計算はどれだけ時間が掛かっても、中の人は気付かない。1秒分の計算が終わったところで1秒経ったと感じる。
また、途中で計算間違いして、最初からやり直したとしても、途中経過が間違っていた事を気付かない。

さて、途中経過が間違っていてもどれだけ時間が掛かっても構わないのだから、出鱈目にソロバンを動かしても途中途中のたまたま計算があっている配置だけみれば、ちゃんと計算されているように見えるはずだ。
つまり、中の人にはソロバンを使ってちゃんと計算したか、出鱈目に動かしてたまたまあっている部分だけで世界が成り立っているのかの区別も付かない。

塵の一つ一つをソロバンの珠と考えると、この宇宙は巨大なソロバンだと見做す事が出来る。
塵はランダムに動くから、巨大なソロバンを出鱈目に動かしてるのと同じである。
だから、ソロバンでの計算を途中でやめても、塵による巨大なソロバンがランダムに計算を引き継いでくれると考える事が出来る。

これが塵理論です。