グーテンベルク21の作品では、先日読んだジョン・ウィンダム 『さなぎ』 が良かった
SFという設定のなかに人間や社会の奥行きを持たせ、ひさびさに文学濃度の高い
小説を堪能することができた

元は早川から出ていた翻訳がグーテンベルク21に移籍したもので、 『さなぎ』 以外
にも、矢野徹訳のジョン・W・キャンベル 『月は地獄だ!』、ロバート・A・ハインライン
『宇宙の孤児』、深町眞理子訳のスペース・オペラ 『銀河大戦』、『太陽強奪』 など
エドモンド・ハミルトンほか、色々な作品が収録されており掘り出しものも少なくない